
◆とんかつ茶づけ(大サイズ) 1,980円(税込) このところ大衆的な老舗飲食店の料理を食べるのが気に入っていて、今日は新宿歌舞伎町の老舗のこちらに初訪しました。創業は1954年(昭和29年)11月で、ビルはこの店の運営会社(株式会社すずや)が自社で所有しているビルで、ビルの名前にもそのまま「SUZUYA」の名が冠されています。昭和40年代にこの場所に最初の自社ビルを建てて以来、2016年の建て替えを経て、現在も新宿歌舞伎町一等地の自社ビルで本店営業とビル経営(テナント貸し)を行っています。いかにも新宿歌舞伎町の老舗ですね。 店はこのビルの5階にあり、とても落ち着いた雰囲気のきれいな店内で、靖国通りに面している窓からの眺めもとてもよく、新宿駅に出入りする電車越しに見える西口の高層ビル群れもいい感じで、気持ちよく食事ができる空間です。 名物の「とんかつ茶づけ」は、創業当時の惣菜店・黎明期に電子レンジもない時代、冷えたとんかつをお茶で温めてまかない料理として生まれたものがルーツとなっているそうです。 早速いただきました。とんかつ料理としては初めて見るビジュアルで、ステーキで使うような黒い鉄皿の全体に敷かれたソースにヒレかつが4個、その上には千切りではなく炒めてソースがかかったザク切りのキャベツにがどっさり乗っかり、一番上に刻み海苔が乗っています。ヒレかつの大きさは1個40g~50gくらいでしょうか。大サイズはこれが4個でけっこうボリュームあります。1個1個は十字に切られて一口サイズで食べやすいです。 ソースは ①定番醤油味 ②からし醤油味 ③にんにく生姜醤油味味 ④どうがらし醤油味 の4種類から選べ、メニューには「からし醤油味」に(創業当時のなつかしい洋からし味)と添え書きされているのを見て、せっかく老舗の操業当時からの料理をいただくので、これにしました。味はかなり濃いです。 ごはんは大きな茶碗に盛られて300g近くありそうです。味噌汁はシジミ汁で、大好物なのでテンション上がりました。自分はシジミの実は食べる派です。 ごはん、味噌汁、キャベツ、漬物はお替わり自由。お替わりのごはんはお茶碗が少しだけ小さくなりましたが、普通のお茶碗よりは大き目です。 ちなみに、席の卓上にはソースなど調味料は何も置かれていません。ロースかつ定食などはソースも個別に提供されるのかな... 料理を運んできてくれたスタッフさんに「食べ方はご存知ですか?」を聞かれ、初めてと答えると、説明してくれました。事前にネットで予習はしてきていましたが、店のスタッフさんからリアルに説明を聞くとネットの情報より信頼度が高いですね。要するに、最初はそのまま食べて、適当なところで「お茶を」をスタッフさんに声掛けし、残した分にお茶をかけてお茶漬けにしていただくので、特に難しくはありません。 自分はまずキャベツを平らげ、次にとんかつでごはんを食べ、ごはんをお替わりし、とんかつを3切れとごはんをお茶碗に1/3残したところでお茶をお願いしました。 スタッフさんが大小2つの急須を持って来てくれて、大きい方はお茶、小さい方はタレが入っていて、タレはお好みで味を加えるのに使います。 ごはんに残したとんかつ3切れを乗せ、お茶をかけて、最後に漬物を梅干しを乗せてマイオリジナルとんかつ茶漬けの完成です。 お茶はだしではなく緑茶(静岡産の番茶)で、そのまま飲んでも美味しい上質なものでした。タレはだし醤油のような味でした。 この名物料理は、何か特別という訳ではなく、ごはん・とんかつに緑茶をかけたものを頭の中でイメージするそのままの味で意外性は全くなく、とてもシンプルで、まかないがルーツというのがわかるような気がしました。 ヒレかつが柔らかくて美味しかったので、次回は定食を食べてみたいです。