【たった7席の昼飲みが出来るイタリアン】
この日は昼メシを食うタイミングを逃し、営業をしている店を探し町中を走り回っていた
とんかつ、洋食、中華、寿司、、、
どこも昼休憩で〝準備中〟の札が下がっている
そりゃそうだよね
既に3時半だもんね〜
諦めかけていたところに、外に置かれた看板メニューに目が止まった!
確かこのビルは2階が中華で、1階はスリランカ料理とスナックだが、看板はイタリアン?
ふと入口を覗くと
えーーー
中華、スリランカ、居酒屋、スナック、BARが入る雑居ビルの入口の共用部分にカウンター席だけのイタリアンが営業している!
席数はたった7席
白いテントが張られ、テントの中には落とし電球
正面には赤く塗られた大きなメニューボード
手作り感のあるバルといったところだろう
オーナーシェフと思われる美人さん♡がワンオペ
入る以外の選択肢は無い
席に座り目の前を見ると
「おすすめ/真ガキが大きく育って〼」と貼り紙
確かにこの時期になると真牡蠣はどんどん大きくなり旨味を増すが、今日の俺は腹が減っている
牡蠣の誘惑を断りメニューを見ていると
発見✨
あるじゃない!牡蠣を使ったメニューが
◇牡蠣のアーリオオーリオ を注文
カタカナで言い難い名前だが、簡単に言うとニンニクのオイルパスタ
なんと殻付きの牡蠣を使うようだ
こんなテナントの共有部の隙間に作られた飲食店で、本格的に牡蠣の殻を剥く作業をするとは思ってもみなかった‼️
出来上がったパスタは見た目はシンプルだが、上手に作られている
牡蠣は丁度いいほどに火が入りふっくらとしている
文字通り大きく「旨いねー」と声が出たほど
ニンニクは細かく刻まれていて、パスタの茹で加減もいい◎
聞けばシェフは10年ほど前にイタリアンで長く働いていた経験があるとかで、そして一念発起で念願の我が店を構えることになったと言う
もちろん合わせは白ワインとポテトサラダ
山積みされていたバゲットのようなイタリアのパンはパニーニに使われると言うこと
「それパスタと食べたいな」と言うと、丁度いい分量をサッと切って焼いてくれた
ご馳走様
入った時間は明るかったが、店を出ると暗くなっていた
まさか昼メシでこんな時間になってしまうとは
ありそうで無かったお店
午前10時から営業をされているとの事
昼飲みが楽しみなお店を発見
また行きますね