【問答無用!の大阪で人気のうどん店巡り(126)】Retty初投稿◆住吉清水丘にある地元で愛される老舗の手打ちうどん店◆
《昼間の営業時間のみながら定食の値段が安すぎる!!老舗店》
南海高野線「我孫子前」駅の近く、清水丘のあべの筋沿いにある『手打ちうどん じん兵衛 』は、この地で40数年営業されている地元では3代に渡って愛されている、昭和の大衆食堂を彷彿させる老舗店。
店主は、70代後半(本人曰く、実年齢不詳)で、奥さんとお二人で切り盛りされていて、これまで40数年間、毎朝、手打ちの麺を打っている現役の饂飩職人。
ちょっと背の低い大将は、無骨な第一印象を受けつつ、話しかけた途端、饒舌に世間話をしてくれます。40年前はあべの筋にはたくさんのうどん屋さんやラーメン屋さんが軒を連ねていたことや、常連客は3代に渡って訪ねてくれること、あと数年で80歳とあって、足腰も弱くなって後継者もいないので店終いしたいなど、初対面ながら、身の上話を明るく懐かしむように語ってくれます。
その話しぶりから、常連客のみなさんに愛されているんだということ、饂飩職人として誇りを持っていらっしゃるのが伝わります。ただ、人生すべてうどん店一筋でやってきたために「まったく趣味がない!」のが悩みだそうで、奥さんは反対に、社交的でお友だちがたくさんいて、趣味が多彩で、家をよく留守にされるそうです(笑)。
大将曰く、お店を仕舞うことになった場合、日課である手打ちうどんができなくなれば一気に老け込むのではないかと思うと、元気な身体のうちは昼間の時間(11:30〜14:00)だけでも開けていれば、たとえ数人のお客さんが来てくれるだけでも張り合いができる!という言葉通り、手打ちうどんもマイペースに製麺されているようです。
メニューは「讃岐うどん」が420円と各種うどんが470〜650円とびっくりするくらい安い値段で提供されていて、一番高いのが天ぷら定食1,000円という、ほとんど1,000円以下でいただけます。
《オススメニュー》
・親子丼定食(各種うどん付き):650円
うどんは「ざるうどん」を注文。うどん単品520円に親子丼620円を加えると1,140円が650円!!びっくりするほど、超大サービスの価格で提供されています。
麺はエッジの立った讃岐うどんというより、平べったいきしめんのような形状ながら、もっちりした食感とツルッとした舌触りで、コシもしなやかな、店主オリジナルの「讃岐うどん」。
めんつゆは、鰹節と鯖節などを合わせてあって、まろやかで平打ち麺によく馴染んでくれます。
今や、大阪讃岐や関西讃岐といった讃岐系を標榜される麺と違い、この麺は食べやすく飽きのこない食感と味わいです。聞けば、お年寄りのお客さんが多くなったので、できるだけ食べやすく工夫した結果、このように平打ち麺になり、常連さんも大好評らしいです。
このお店で出されるメニューはすべてこの麺です。和製パスタ麺のようでもあり、若い女性にも人気というのが分かります。
親子丼は、割り下が濃いつゆで煮込まれた玉子、鶏肉、長ネギで閉じられていますが、見た目よりあっさりとした味わいで、昭和時代の大衆食堂で味わった素朴な味わいが蘇ってきます。鰹出汁がご飯によくしゅんでいて、いわゆるノスタルジックな親子丼で美味しくいただきました。
《追記》
おそらくあと数年でこのお店も閉店になるだろうことは、大将のお話から察しがつきましたが「問答無用!の大阪で人気のうどん店巡り」にふさわしい饂飩職人の打つ麺は、うどん好きな方にぜひ味わってもらいたいです。
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