大将の腕は「端倪すべからず」という言葉を彷彿とさせるのである。ある投稿では「佐世保一ではなく、長崎県一」と評してあったが激しく同意するのである。 写真#1の八寸で撃沈である。1時の位置は生のクラゲとカブの薄いポン酢仕立て。3時のはイチジクワイン蒸し、鍋鯛(長崎ではコウダイと呼ぶ)の麹漬け。 里芋田楽味噌焼き。中央がクリームチーズとミニトマト。魚魚は鍋台とわかります。鍋代の口実店と三日月の外にバイ貝、とかぼちゃ。 朱色の台に青紅葉とベルノキの緑が映える。写真#2では、この立体感が判る。 写真#3は、アイルランド産のクジラ。腹の部分とさえずりと言うタン(舌)の部分である。柔らかな食感と濃い旨味で困った。アイルランドの鯨は東京の鮨屋さんでも何度か頂いたが、アイルランドからみたら、佐世保も東京も同じ遠さであろう。 脱線してすまないが、「アイルランド」という言葉に私は敏感なのである。市川都志春作曲「汽車に乗って」という合唱曲の中にこの国の名前が出てくるのである。 https://www.youtube.com/watch?v=0FO3XNyhflw&list=RD0FO3XNyhflw&start_radio=1 私の人生で繰り返し歌った回数が一番の歌なので、ここに書き置いておく。 写真#4、#5は、コウイカの上に、生カラスミとキャビアを載せ、そこにイタリアンパセリを添えて景色になっているのである。 写真#6は中トロを炙って三つ葉と大根おろしと一緒に海苔で巻いて食べる趣向である。有明海の海苔の高い香りとバリパリ感が実に宜しいのである。 写真#7〜#10は、カナダ産松茸のお吸い物。フンワリと漂ってくる香りとシャキシャキの歯応えに身震いした。海老も鯛も贅沢である。酢橘を一滴二滴落として楽しむ。 写真#11はアコウダイの昆布締め、 写真#12はミズイカに生のカラスミを載せたもの。拍子切りにしたイカの歯触りと生のカラスミの歯触り、塩気で口角が上がるのを感じた。 これから先は説明も不要であろうが、佐世保で揚がった鮪や西海市の雲丹など地元のタネも出てきた。また、地元産であろう小鰯が良かった。鰺の包丁の入れ方も身の内側が舌に当たるようにしてある。シャコは大村湾のもので、タレをさっぱり目にしてあるのがミソである。また、海老はアシアカエビ(クマエビ)という大村湾で揚がったもので、日本では養殖されておらずブランドのエビという。 写真#16はフォアグラ、#17は鰻である。そしてなめこ汁、手巻きの鉄火。デザートは柿とシャインマスカットである。 思い返すと玉子焼きの代わりが、フォアグラと鰻であったのであろう。そこに湾物で口内を洗い流して、もう一度さっぱり系の手巻きを楽しんでからのデザートに腹パンとなりながらも大満足の夜であった。
駅から近い
個室あり
禁煙
クレカ決済可
新鮮なネタをいかに新鮮ににぎるかに勝負をかけている江戸前の高級寿司店












