あの日あの時間にあの床屋へ行かなかったら、こんなに美味しいカステラに出会えなかったかも…。そして、懐かしい人にも…。 こちらのお店は、カステラを何十年も作り販売し続けてきた店。最初の訪問時に、ご年配の女将さんから伺った話によると、昔は西川口駅前に店を構え、こちらに移って何十年だそうです。 私がこの店に行ってみようと思ったのは、床屋さんで(2017年3月12日日曜日)、たまたま流れていたテレビの映像がきっかけ。 木箱作りの職人さんが高齢なため、今作っている木箱を最後に廃業するというような内容だったと思う。なにせ途中からの視聴、床屋さんとの会話で目だけがテレビの情報をかろうじて受け取っていた程度。画面に、最後の納品先は坂戸市の松山楼…という文字! 坂戸市に松山楼ってカステラ屋さん?老舗らしいけど知らないなあ…とネットで検索。ありました。何度も通っている道沿いです。 テレビで見た美しい木箱に興味を抱いて訪れたのが最初の訪問。以下、女将さんとの会話。 「テレビを観てやってきたのですが、あそこにあるのが、その木箱ですか?」「いいえ。取材は四年くらい前でしたよ。数日前にも再放送されたそうですけど…。前回の放送がきっかけで、春日部の業者さんが仕事をやらせてほしいと名乗り出て、今はそちらの業者さんが作っています。」 再放送⁈。わが家で何年もテレビの電源を入れたことがない私には考えられないこと…。 気をとりなおし、店内を見渡すと焼きたてのカステラが入ったショーケースが目にとまります。真空パックされたものとその場で好きな大きさにカットしていただき買い求めることもできるようです。 カステラを1000円分カットしてラップで包装し、包装紙で包んだもの一本と、真空パックされて紙箱に入った1200円のもの一本を購入。カットしてもらった1000円の方が箱入り1200円のものより大きい!(写真参照)おまけに、イチゴ大福200円の「粒とこし」各1個、こしは白餡、かりんとう饅頭の「くろすけ饅頭」90円を3個購入。 イチゴ大福やくろすけ饅頭も美味しいですが、やはりこちらの店にきたらカステラです。和三盆糖を使用したふっくらしっとりの優しい「かすていら」です!底にはザラメが控えめに敷かれています。これも大手のあるカステラ屋さんが始める前に先代が取り入れたと女将さんからお聞きしました。こんなに美味しいカステラを作ってるのに、なんでここまでマイナーなのか不思議です。 気に入って、また3日後あたりに訪問。この日は前回の女将さんに代わってマスクをした美人な女性が対応。 店内に、カステラの切り落としがサービス品としてパックに詰められ200円で売られています。見逃す手はない。カステラは500円分のカットもできるか尋ねたところOKというので500円分も購入。日持ちが三日間くらいですから2人で食べるにはこの大きさで十分。くろすけ饅頭もあるだけ(3つ)購入。 帰ろうとすると「失礼ですが、以前◯◯で◯◯をされていませんでしたか?」と声をかけられました。マスクをしてましたが、「もしかして◯◯さん?」と私。なんとほぼ30年ぶりの再会。初恋の人ではありません 笑。 その女性の旦那さんが、このときも奥でカステラ作りをされている方でした。嫁いで若女将をされていたのでした。 北海道でいろいろな有名洋菓子店の土産を買い、自分でも食べたけれど、こちらの和三盆糖かすていらが無性に食べたくなって、先日3度目の訪問。 500円カット2つと職場の人10人にも食べてもらおうと1000円分を1人サイズにカットして(+50円)購入。 若女将にテレビで見た木箱はココにあるものよりもう少し丸みがあったというか…ちょっと違いますねと言ったところ、よくわかりましたね…と奥から以前の手作りの木箱を出して私に見せてくださいました。 さらに、女将さんがショーケースに入ったカステラを出して見せてくれました。実際はこの2倍の大きさで焼き上げることもお聞きしました。 こんなやり取りをしている間でも、店主さんが奥の部屋で一生懸命仕事をされているようでした。三度訪ね、毎回奥で忙しく作業をされていました。こんな近くに、素晴らしいカステラ屋さんがあり、黙々とカステラ作りをしている職人さんがいることを知り、驚きと喜びのあまり…またまた長文…失礼しました。
写真と本文をすべて表示坂戸市にある若葉駅付近の和菓子が食べられるお店
禁煙
PayPay決済可
ランチ営業あり
おひとり様OK
























