利久

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H.Okabayashi

【東京 国立】 国立駅から徒歩10分強にある老舗焼鳥屋、初来店。 入口からカウンター席が8席、奥にテーブル席あり。 　＊焼鳥（かしら・はつ・若どり・つくね）各150円 　＊豚大根　　　　450円 　＊しめさば　　　600円 　＊生ビール　　　600円 　＊ホッピー（黒）　500円 焼鳥…全て塩で注文。つくねはデカく150円はお得！ かしら・はつは塩強め。タレ注文が正解だったかな。 しめさば…ボリューム満点フルサイズ。600円はお得！ 豚大根…ほぼ大根で肉少々。しみしみ大根は旨旨♪ ホッピー（黒）は1杯売り。この提供方法は初体験。 会計は2,750円、お通し代もなくリーズナブル！ 気楽に一杯飲みたい時にはいいかもしれませんね。

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Hiroki igrashi

飲食店街でもない、広々とした道路に面した場所。「呑めば、都」にも書いてあった通り、ぱっと見はごく普通の焼き鳥屋。特別に古くて歴史を感じさせるわけでもなく、むしろ綺麗にリニューアルされていて、風情のようなものはあまりありません。 入ってみると、入口から縦方向にまっすぐ延びたカウンターがあり、中に40代くらいの男性店主がいました。客は中年男性が一人きり。奥には小上がりがあり、老婆と3、4歳の子供、そして30代ぐらいの女性。たぶん店主の母、妻、子でしょう。 女性と子はやがって店を出て行きました（お婆ちゃんもしばらくすると姿が消えていました）。 カウンターの前に陣取ると、 目の前には大きな冷蔵庫。日本酒の瓶がずらり並んでいます。 生ビール（モルツの薫るエール）でさくっと喉をうるおし、早速日本酒を注文します。 聞けば、山形から出てきた初代店主が、こちらに店を開いたのは42、3年前。日本酒が好きで、たくさん揃えるようになったということですが、山形の日本酒ばかりではありません。むしろこの店の看板は兵庫の「神鷹」。何種類か置いてあります。中でも純米酒はサービス品ということで、通常一合800円のところ600円。これを常温で頼むと、ピーチツリーフィズみたいなカクテルを入れるのに向いてそうな逆三角錐のグラスに、一升瓶からとくとくと注いでくれます。 一合ってこんなに多い？　なんだか得した気分。酒は無濾過で山吹色。水酛仕込みという古い製法で作っているそう。少し甘めですが、しっかりとコクがある、旨い酒。ちょっとピリ辛の肉豆腐炒めと良く合います。 せっかくなので山形らしいつまみを。玉こんにゃくを注文しました。私は義理の母が山形出身なので、家でも玉こんにゃく煮をよく食べるんですが、こちらは醤油みりん酒などでさっと炒り煮する感じ。味は表面しかついていないので、かじるとプリッとした玉こんにゃくの歯ごたえと、こんにゃくの風味が楽しめます。我が家のしっかり味が染みたタイプも先が進みますが、これはこれでやっぱり酒が進みます。 カウンターの中で一人忙しそうに働くのは、 初代店主の息子さん。6年ほど前から店に立っているそう。その前は全く違う仕事をしていたそうだ。ちなみに初代は足を悪くして、現在店を休んでいる。 2代目店主は年の頃40代半ば。私とは歳も近く、子供も同年代ということで、子育ての話で盛り上がりました。今の三、四十代の父親は、子育てに積極的なのは当たり前。「習い事はどうしてますか」なんて会話が、居酒屋の店主と客の間で繰り広げられるなんて、一昔前では考えられなかったことでしょうね。