笑庵@大森! 駅前の立ち喰いそば風情だが、入店してみると狭いながらも落ち着いた雰囲気も持つ町蕎麦だった。 北海道産の玄蕎麦を粗めに挽いたニハそばを謳っている。 せいろが790円と町蕎麦よりは高価で、高級店よりはかなり格安という値段設定。天ぷら各種や合鴨などの酒肴も充実している。 昼はミニ丼のセットなどもあるが、夜は蕎麦前にて一献と呑れるお店のようである。 かき揚げそば@1090円! 一般的な町のお蕎麦屋でかき揚げがあるのは珍しい。普通、町の蕎麦屋で天ぷらそばと言えば海老天が一般的だ。 恐らく天ぷらの揚げの技術にそれ相応の自信があると見た。 かき揚げはその自信に負けないくらい立派な大きさで、サクサクと軽く揚がり確かに美味しい。 蕎麦も一般的な中華麺ほどの太さと弾力があり、温かいそばでも風味は弱いがしっかりとしたコシを感じた。 久しぶりに大森駅に降りてみたが、新旧が入り混じり町に活気が戻っていた。 大森と言えば、大森貝塚と小林麻美の出身地ぐらいの知識しかなかったが、最近はレトロマニアの間で、スナックの聖地と化しているらしい。 江戸時代、大森は品川宿と川崎宿を結ぶ東海道の街道のため大変に賑わい、海苔の養殖は天和〜貞享年間頃に浅草から移住してきた漁民によって始められ「浅草海苔」と称して名物となった。 しかし残念ながら、高度成長期には東京湾の汚染や埋立の拡張によって海苔の生産が激減し、京浜工業地帯へと移り変わって行く。 この時に工業地帯で働く者のための酒場やスナックが沢山でき今に至る。 バブル期のディスコやバーとは違い、工業地帯の労働者の哀愁が香る大森のスナックの方が、現代の日本にはしっくり来るようになってしまったのかも知れない。
駅から近い
カウンター席あり
禁煙
PayPay決済可
ランチ営業あり
しっかりコシのそばと親子丼の満足セット
落ち着いた雰囲気の中で味わえる、丁寧に仕上げられたそばと親子丼のセットが評判の和食店。しっかりとコシのあるそばは喉ごしが良く、親子丼はふわとろの卵とジューシーな鶏肉の組み合わせが絶品です。手頃なセットメニューは一度に二つの味が楽しめる贅沢さで、ランチタイムにもゆっくりと過ごせるのが魅力です。

























