【少年時代 が思う浮かぶ、ある夏の日のうどん 手打うむどん ちくら】
水信玄餅の素晴らしさに、暫し浸りました。
しかし、流石に水信玄餅は、ご飯にはなりません。
行列で並んでいる際に、韮崎の鰻店、八嶋に電話をしましたが、予約のよの字も受け入れられない状況。
予測はしていましたが…
親子丼で有名な、中村農場。近所の熊谷さんの情報では、普通の土日でも2時間待ち。お盆休みの今日、想像もつきません。
Rettyで検索して、割と近いうどん屋さん、ちくらへ行くことにしました。
「うどん県人のわしに、うどんを食わすんかぃ 」と、讃岐弁で脅しをかける妻。
全然別物なんだから!一度、食べに、行きましょうよぅ〜!と。
清里方面へ車を走らせ!須玉インターを通り過ぎ、建部神社を目指します。その横の、田んぼに囲まれた集落に、うむどん ちくらは有ります。
昔の農家を改修してお店にしたのでしょう。
床も、昔は土間だったと思います。
子供の頃に、お盆になれば帰っていた、九州筑後の今は無き家が思い出されました。
店内も、古い時代のテレビや品々が飾られています。
聞こえて来るのは夏の風の流れと、虫の声だけ。
先客は居らず、何度か声を掛けて、お婆さんが出てきました。割と、無愛想で店に入っても良かったのかなと思ったり…
品数は少なく、値段も高め。
うむどん 大セット( まぜご飯、煮物、おしんこ)
1,100円。
うむどん ざる 800円 を、頼みました。
暫くすると、顔馴染みらしき男性が一人。
お婆さん、可愛らしい笑顔で迎えます。ちょっと、羨ましい。
降り注ぐ陽射しも、気持ちよく遮られた屋内。
冷房もなく、涼しくはないけれど、嫌な暑さではない中で、うむどんの到着を待ちます。
10年も更新されていないHPでは、
『うどんは『饂飩』と書かれ、『うむどん』とるびをふった
当店のうどんは薄力粉を使い八ヶ岳伏流水で捏ねた後丸く小分けにし三日間寝かせて熟成し伸して切る
全て手作業で丹念に作ります
群馬県水沢うどんの伝統を継承しています』
と、有ります。
戦国時代は、武田信玄が上州を取ったり取られたりしていた訳ですから、山を越えて水沢うどんが伝わったていたのかも知れません。
ちくらは千座と書き神々の集まるところを意味するそうです。建部神社の縁もあるのでしょうか?
うどん、うむどんは、田舎の素朴なうむどん。
腰や、艶がどうだとかと、他のうどんと比較するものでは有りません。昔から関東地方で農家で食べられてきたうむどん。
汁は、身体に良い胡麻汁。
煮物の野菜が、宝石の様に輝いています。
茄子の煮物が味が浸みて美味い。
プチトマトの煮物も、爽やかで良いものでした。
添えられたもろみ味噌が、辛めの味で、野菜と合います。
おしんこは、しっかり浸かった胡瓜。
まぜご飯は、ゆかり です。
この品揃えで、ゆかりご飯は、ちょっとキツイ。
煮物 500円、おしんこ 300円。
量がどれ位出てくるのかはわかりませんが、
複数の人数だと、うどんと単品の注文の方が良いかも知れません。
この周辺では、武川米と言って非常に品質の高い良いお米を栽培しています。ちくらのご飯が、そうだか分かりませんが、別の機会に味わった方が良さそうです。
うどんは、昔からのスタイルなのでしょうが、冷水でキュッと締めて欲しい。もう少し冷たい方が好み。
胡麻汁のつけ汁は、味が薄い。量も少ない。
薬味が欲しい。
こう言うものなのでしょう。
しかし、多くはないうどんの量でさへ、食べきるのが辛く感じました。
あくまで、私と妻の感想です。
後から入ってきた、常連と思われる家族連れ。
お婆さん、サービスにとうもろこしを、ニコニコと出していました。
中々、初めての訪問者にはハードルが高そうなお店です。最後まで、お婆さんとの会話はないままに、店を後にしました。
帰る際には、また新たなお客さん。
地元の方々に愛されている うむどん屋です。
ノスタルジックな雰囲気に浸りたくなったら、また行くかな?妻には、断られそうです…
2016年8月14日 日曜日
#summer2016
写真と本文をすべて表示