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大崎 裕史

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大崎 裕史

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ラーメンデータバンク取締役会長

株式会社ラーメンデータバンク 取締役会長。日本ラーメン協会発起人の一人。自称「日本一ラーメンを食べた男」として雑誌やテレビに出てます。ラーメン以外でもうまいものが大好き。音楽はJ-POP好き。

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大崎 裕史

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藤枝駅

焼き鳥

備長炭焼鳥 鳥しげ @ 藤枝【続編】 昨日投稿した「鳥しげ」。『野菜がおいしい!』と書いているわりには野菜の写真が少ないな、と改めて見直してみた。 まず、最初の「カリフラワースープ」。 ここで私のハートは持って行かれた。 「この店は只者ではない!」 そう思った。 あとで調べてみると毎回野菜のスープが出るわけではなさそうだ。すり流しだったり、サラダだったり、野菜を使った“何か”が出るようだ。その野菜は静岡県吉田町にある桑高農園のもの。家族経営の小さな農家でレタス、トウモロコシ、水稲の他、大根、白菜等からフェンネルやビーツ迄年間60種類以上、小量多品種の野菜を作っている。ということは行く度に野菜も変わり、楽しめそうだ。 そして次に驚いたのが手羽。鳥の部位の中で手羽は味も濃く、パンチのある方。そんな部位の骨を外し、ニンニクの芽を入れてある。手羽の強さに負けず、このニンニクの芽の存在感もスゴい。脇役のハズなのに、私にはW主演のようだった。 そのあとは、ブロッコリー。個人的にブロッコリーは好きな野菜ではない。出てきたら食べるし、残すほどではない。この食材を“焼鳥”に取り入れたのは、「鳥しき」時代の黒崎さんという噂。(現・「黑﨑」(白金台)店主)「黑﨑」のブロッコリーもおいしいのだが、こちらのも負けてない。野菜の瑞々しさに絶妙な“焼き”が加わって、粋な一本に仕上がっている。 そして「栃尾の揚げ」。これは野菜ではなく、桑高農園のものでもない。新潟県の名物であるが、これも“焼鳥の串”として「鳥しげ」の技が光る一本に仕上げている。 さらに一本目のねぎま。玉ねぎが主役である。玉ねぎだけなら食べたことがあるが、玉ねぎの合間に肉が入っていて、玉ねぎを引き立てている。個人的に、初めて食べた“ねぎま”である。 そして追加で頼んだ、一般的なねぎま。ここでもネギの存在感が大きい。 最後に「ニンニク」。毎年たくさんの焼鳥屋さんを食べている私だが、これも初めてだと思う。 年間百回くらい食べる焼鳥だが、“鶏肉”以外の串でこんなに文字数を書かせた焼鳥店は初めてだ(笑)。4月に再訪が決まっているが、どんな野菜が出てくるのか、今から楽しみでしかない。 (野菜のことばかり誉めて、お店は嬉しくないかもしれないがもちろん鶏はどれもおいしかった、という前提。)

大崎 裕史

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藤枝駅

焼き鳥

備長炭焼鳥 鳥しげ @ 藤枝 地方の焼鳥の名店は都内で修業し、出身地で独立というパターンが少なくない。しかし、こちらは独学。普通の焼鳥店ならまだしも、高級焼鳥店を修業無しで、しかも予約困難な人気店になるというのは非常に希有。だから食べてみるまでは「都内の人気店にはさすがに勝てないでしょう?」と思っていた。ところが、いやいや、驚いた。都内の高級焼鳥店が2.5万くらいするようになってきたから、新幹線を使ってこちらに食べに来ても交通費込みで同額くらいだ。東京から何度も通っている人がいるというのに疑問だったが、これならありえる。納得。 2015年11月、独学でオープン。2022年1月、現在地に移転。 店内は横一列の檜葉カウンター9席、夜一回転のみ。都内には「鳥茂」とか「鳥繁」とかあるが、どことも無関係。ご夫婦で営業されており、店主の重野佑太さんは30歳まで美容師だった。そこから焼鳥屋へ転身。店名は店主の苗字から来ている。 扱う鶏は伊豆の地鶏・天城軍鶏の150日メス、内蔵系は毎日昼〆の銘柄鶏。野菜は地元の産直野菜を使用。鶏もおいしいのだが、とにかく野菜がおいしい。普段の私は野菜よりも肉が好き。野菜よりも肉を出して、とすら思う。でも、ここの野菜達は実においしく、次回もしっかり野菜を入れて欲しい。 カリフラワースープ ふりそで もも 肩 手羽(ニンニクの芽入り) ブロッコリー 栃尾の揚げ 砂肝 淡路の玉ねぎ(ねぎま) ぼんじり 以下、追加分 ねぎま(別スタイルのねぎま) ソリレス せせり ハラミ にんにく 〆は中華そばと焼きおにぎり(コースに含まれている) 麺は京都の麺屋棣鄂。とり茶太郎や酒亭田中と同じ製麺所だが麺の種類はまったく違う。なめらかな平打ち麺。天城軍鶏のガラのみで出汁をとり、醤油の酸味が利いたスープ。麺を食べ終えた後、焼きおにぎりをスープに入れて雑炊風にしてもおいしい。 基本のおまかせは、7700円。5本追加し、お酒は3杯と炭酸水で13100円。 東京から来たとわかると6時スタートで9時ちょっと前に会計終了。そのまま歩いて駅に行くとちょうど電車が来て、しかも静岡での乗換もちょうどよく、品川着が22時20分。時間的には鎌倉や八王子に行くのとそんなに変わらないんじゃないかな?(新幹線代は往復で13200円。指定席代含む。)

大崎 裕史

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渋谷駅

つけ麺

麺屋武蔵武骨外伝@渋谷 今年も始まりました。 「麺屋武蔵×ロッテ(ガーナチョコ)」はなんと18年目! 今年は秋葉原「麺屋武蔵巌虎」と渋谷「麺屋武蔵武骨外伝」の二店舗で同じメニューを販売。 向かったのは渋谷の「麺屋武蔵武骨外伝」。 2020年以降、5回目。意外と来てる。でも、3年半ぶり。 勝手に「麺屋武蔵」は11時から営業、と思っていたら、ここだけ11時半からだった。先頭で30分待つことに。 (14店舗あり(弐弟除く)、他2店舗が11時15分から、あとは11時から) メニュー名「つけガーナ2026」〜ラム肉とスパイスの香り〜 ガーナミルクチョコ付き 2/6〜2/15 1日限定20食 1550円 まず、ガーナミルク(板チョコ)が出てきます。その場で食べてもいいんでしょうけど、まぁ、持ち帰りですね。 麺の方にアーモンド、ナッツ、チョコ、他、いろいろのっています。私流つけめんの食べ方は「まずは麺から」ですが、これは麺だけでいっていいものやら、ちょっと迷うくらいいろいろのっかってます。でも、いつもの流儀で麺から。いろいろ絡んできますが、別に違和感はありません。この中太の麺がちょっと面白い。柔らかめだが子供の頃に食べたソフト麺の“いい”ところを残した感じでこの麺だけでつけ麺食べてみたい。おそらく限定メニュー用の麺だと思うが今度改めて、通常メニューも食べに来てみよう。 スープはラム肉、昆布、トマト、あさりをベースにガーナホワイト、スパイス、ナッツペースト、香味野菜などを使ったトロトロ濃厚スープ。スパイスの関係でカレーっぽさも感じるが一口目の感想は「なにこれ、めっちゃおいしい」だった。変化球ではあるが、実においしい。甘さが後半重たくなるが改めてスゴい限定メニュー。 食べてる途中「(個性的なので)これに合うスープ割りはあるのかな?」と思いながら食べていたが、麺や具を食べ終わるとちょうどスープも無くなる麺との絡み方。お見事。スープ割りを頼むことも無く、終了。 ちなみにガーナチョコレートの使用量はスープに1.5枚で、トッピングにも少し使っており、1食分で約1.7枚使用とのこと。甘い物が好きな方、変わり種が好きな方、ぜひどうぞ!

大崎 裕史

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ロックンスリー@新横浜ラーメン博物館(取り急ぎバージョン) 今、ラー博では【新企画】ラーメンが"音楽"になる。RAMEN MUSIC FEST 2026年1月16日〈金〉~開幕中! コンセプトがカッコいいので全文引用します。 『音楽は、メロディー・リズム・ハーモニーという三つの要素で成り立っています。一方、ラーメンもまた、スープ・麺・具材という三つの核を持つ料理です。そして、音楽にロックやクラシック、ジャズ、ヒップホップといった多様なジャンルがあるように、ラーメンにも醤油、味噌、塩、とんこつ、つけ麺など、明確なスタイルが存在します。そしてどちらも、時代や土地、文化と交わりながら進化を重ね、新しい表現を生み出してきました。 さらに、音楽が「演奏者の感性」を映し出す芸術であるならば、ラーメンは「作り手の哲学」を味として表現する一杯の作品。同じ楽器を使っても、演奏者が変われば音色が変わるように、同じ食材を使っても、作り手が違えばその味わいはまったく別のものになります。つまり、ラーメンと音楽は本質的にとてもよく似ている存在なのです。 だからこそ、この二つが出会い、響き合ったとき、そこにはこれまでにない"無限の可能性"が生まれるのではないか。そんな想いから、この企画は生まれました。一杯のラーメンが奏でる音、一曲の音楽が描く味。五感で楽しむ、新しいラーメン体験が、いま始まります。』 その第四弾が「ロックンスリー」。ジャンルは“パンク”(笑)。 2/6〜2/12、1日120杯限定。 そして解説もラー博の文章が巧いので引用。 ★テーマは、破壊。 「鶏と水」や「昆布水つけ麺」。店主の嶋﨑さんがこれまで築いてきたのは、素材の旨味を研ぎ澄まし、丁寧に積み上げるラーメンでした。しかし今回の挑戦は、そのイメージを180度ひっくり返す一杯。 レコードに例えるなら、「鶏と水」などの王道ど真ん中がA面だとすれば、今回の作品、そして過去に手がけてきたコーラやカルピスを使った限定ラーメンは、もう一つの顔、言わばレコードのB面です。 ★昆布水×オリジナルマー油 昆布水100%。動物系は一切使わず、羅臼昆布、利尻昆布を軸に、5種類以上の昆布を重ねています。水には超純水(RO水)を使い、原価を度外視した、異常とも言える昆布水がベースです。 タレは、昆布水を土台に全国から厳選した6種類の塩をブレンドした塩ダレ。その上から、真っ黒のマー油を一気に落とします。 ラードとニンニクを主体に、コーヒーを加えた嶋﨑さんオリジナルマー油。澄んだ昆布水を、真っ黒な油で"汚す"この時点で、既存の価値観は破壊されます。 ★具材もパンク 具材もまた、パンクそのもの。 中央には、商品名「アナーキー・イン・ザ・ユッケ」にちなんだ和牛。A4ランク以上の和牛を、卵黄と醤油ダレで和え、松の実とともに配置します。食べ進めるほどに、ユッケの輪郭が立ち上がる設計。なお、使用する和牛の部位は日替わり。均一化を拒むのも、パンクの美学。 そして、パンクの逆立った髪を思わせるシブレット。 穂先メンマは、スペインのニンニクスープ(ソパ・デ・アホ)から着想。パプリカとニンニクで漬け込み、昆布水とは異なる方向から味を叩き込みます。 そして極めつけは、辛味スナックのパイオニア、湖池屋「スティックカラムーチョホットチリ味」を使用。嶋﨑さんが昔から愛し、"辛いスナック"という革命を起こしたパイオニア。今回は、味と食感の決定打として、この一杯に組み込みました。 麺は美瑛産・春よ恋とハルユタカをブレンドした中細ストレート。出店からわずか数ヶ月で、すでに何度も改良を重ねた麺を、今回はスープとの衝突を前提に、あえて少し硬めに茹で上げます。 澄んだ昆布水、黒いマー油、和牛、スナック菓子。 調和よりも、衝突。完成よりも、破壊。 これは、ラーメンとしての"既成概念"を壊し、パンクの精神をそのまま器に落とし込んだ一杯。 RAMEN MUSIC FESでしか味わえない、食べるPUNK ROCKを、ぜひ体感してください。