リストランテ マツシマ

Ristorante MATSUSHIMA

予算
-
~8000円
ジャンル
イタリア料理
定休日
無休
080-2738-2655

唐津市にあるイタリアン

口コミ(3)

    離島、松島で唯一無二のイタリアン。 夢のようなレストランだった。 午前5時 ベッドの中で枕を抱いている。 カーテンの隙間から 僅かに入り込む朝陽を 冷静に見ていた。 発車時刻まで あと 一時間。 眠れなかった。 次の日の遠足が楽しみで 夜、目が冴えたままの 子供のように。 そのせいか、列車で揺られる間は うつらうつら。 そんな一人旅の始まり。 列車とバスを乗り継ぎ 呼子港から船に乗り込む。 十数分走ると ノットが落ちてきた 外に飛び出し 目を凝らす。 その先に見えたのは 太陽の光を全てに浴び 周りの命を全て囲った 独立した生命体のような 島だった。 船を降り、島の地を踏む。 店主が迎えに来てくれていた。 車に乗り店主の自宅兼 レストランへと到着し中へと進む。 目の前には私の一席 居合わせた、ご夫婦の二席だけ。 視線が窓の外に向く。 映ったものは 山に挟まれた港と表情を変える海 そして、港を見守る教会が 望める芸術的な絶景だった。 本日の食材 クエ、鮑、真鯛、アラカブ メジナ、ムツ、ムール貝 亀の手、サザエ、赤雲丹 店主の父(海士)が 島で獲った魚介。 命を使いきった魚達は ダイヤのように煌めいていた。 午前10時半過ぎ イタリアンのフルコースが始まる。 ・サザエのガーリックバター焼き 香ばしい香草とガーリック サザエの香りが混ざり立つ。 福岡でもいただいた私の好物。 パンにサザエの煮汁をこぼし いただく。 ・前菜の盛り合わせ キビナゴのカルピオーネ 白トリュフのチーズ揚げ ブロッコリーと鮑のペペロンチーノ ほうれん草とベーコンのキッシュ 他 カラフルで生命力を感じる。 涼しげな味だが繊細。 ・カルパッチョ(刺身造り) 赤雲丹、サザエ、鮑 アオリイカ、クエ、メジナ、ムツ きめ細かな繊維を持つ 極上な魚達。 割れながらもトゲを動かす 赤雲丹は五芒星(ごぼうせい) のように美しく、舌の上で 鮮やかに姿をかくす。 ・特大ムール貝のグラタン こんがり焼かれたグラタンに 包まれ、ムール貝の旨味が 詰まっている。 熱々のホワイトソースに抱かれ ムール貝は喜んでいるようだ。 有田焼きの器も粋だ。 ・パスタ アラカブ、春キャベツ、トマト のオイルパスタ。 肉質良きアラカブに トマトとオイルが和えられ カルパッチョのような食感になる。 器に散らばるカラスミをパスタに 落とせば顔つきが変わる。 ・アクアパッツァ クエ、ワタリガニ、浅利、 ムール貝、亀の手と豊富。 調味料は使用しない。 指や口元が汚れても構わない。 最高のアクアパッツァを ありのままでいただきたい。 奇跡的に調和した マツシマ最高の一品。 ・リゾット アクアパッツァの出汁からとった ウニ乗せリゾット。 あれだけの食材の出汁が スプーン中に凝縮する。 今までのコースの感動が 遡り重複する。 一瞬で。 ・デザート あまおう、さがほのか、とよのか の苺ソースとバニラアイス。 贅沢過ぎるほどの糖度。 甘さだけで終わらせない たまに感じる渋さが 人の感情のようだ。 情熱的で真っ直ぐ 謙虚で素直で優しい料理。 世界に一つしかない 松島の魚、野菜を 愛情で仕上げた 素晴らしい料理。 店主の人柄 そのままだった。 「世界に一つしかない」 「イタリアン」 テーブルから景色を みつめる。 海風で緑が 心地よさそうに踊る。 漁船がゆっくり無言で 島を通り過ぎる。 海面で反射する太陽の光が 無数にゆらめく。 島の丘から風が港へと下降する。 その風は波を外へと 押し返す。 そのとき 帯状に線を描き、さざ波となった。 鳥が水面を飛行するように 逆流していく。 美しい。 風が生き物のように 舞っているようだ。 港に立ち海を眺める。 どこか地中海に似ていた。 18歳の5月 モナコの港で デスペラドスを片手に ラッキーストライクをふかす。 青緑の海を見ながら 生意気にも小慣れたように 私は浸っていた。 ふと、思い出した。 出航の時間だ。 船に乗り込み 進みだす。 海の先を見つめていると 視線を感じ振り返る。 私は、ぽつんと腰をおろした 教会と目が合った。 「島の守り神... か..」 さようなら 「松島」 さようなら 「マツシマ」 波止場から両手で 大きく手を振り続ける店主が 遠くなっていく。 島が遠くなっていく。 別れが悲しい。 消えないで欲しい。 消えないでくれ。 そして 消えていった。 夢のように。 「ありがとう」 最高のレストラン 「リストランテ マツシマ」

    半年くらい待ったかな?予約をしてとうとうこの日が! 船で渡るって、帰りの時間もあるので、ランチタイムに。 松島で採れた魚介類たちをイタリアン仕様に。母も連れて行きましたが、刺身は醤油じゃないと、、と言って醤油お代わりしてました笑 それでもやな顔一つせず、お好きな食べ方で〜と。 もう満腹満足! なーんにもないこの島の雰囲気の中で、イタリアンを食べるという、何とも不思議な体験笑笑 でも、そのアンバランスさがステキでした。

    今日は呼子港から高速船で15分で着く完全予約制のイタリア料理屋リストランテ マツシマに来ています。友人達の会話からこのリストランテマツシマの話しが出て、遠いので躊躇していましたが、皆んなの都合がつき実現でしました。呼子港に10時迄に集まり、高速船に乗り松島と言う島にそのお店が有りました。埠頭までスタッフの方がお迎えに来て頂き車でお店に向かいます。近いのですが小さな島でお店まで急勾配でしたので皆さん車を利用するらしいです。白っぽい建物清潔な感じです、期待十分、靴を脱いで中に通されました。若いいスタッフが数人いてテキパキと働いてて勢いを感じます、今日料理する材料が並べて有りシェフが、イカは先ほど釣った話しとか、クエは潜ってモリで突いて獲ったとか、野菜は島産だとか丁寧に説明されました。店内はテーブルが3つ12名で満席です、料理はお任せ1種類のみ8,000です。早速、料理が運ばれます、オードブルから始まり新鮮な魚、野菜で作ったイタリアアンとても美味しくいただきました。ただ途中に出たアクアパッツァのお魚がフライにしてあり、ちょっと面食らいました。パスタも少し柔らかったらかな!そのほかは素晴らしかったですよ。因みに福岡の雑餉隈に支店を出される予定です。

リストランテ マツシマの店舗情報

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予約・問い合わせ 080-2738-2655
ジャンル
  • イタリア料理
営業時間
定休日
予算
ランチ
~8000円
QRコード決済
  • PayPay

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住所
アクセス
                                        ■駅からのアクセス                                    

                        

座席 修正依頼

席数

12席

カウンター

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利用シーン PayPay決済可、おひとりさまOK、おしゃれな

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最初の口コミ
山内 司
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Yuuuko.Y
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