シェ・ルーク

前回訪れたシェルークを再訪。3月からランチメニューが変わると聞いていたので期待大で開店と同時に入店する。以前はディナーメニューとは別にランチタイムのみのメニューを提供されていたが、遠方からお出でであったり、ご高齢であったりでディナータイムの来店が困難なお客様からディナーのメニューをランチタイムに出して欲しいという声が多かったり、手頃な価格でランチ用の料理を提供するのでは無く価格設定を上げてもお店本来の味を楽しんでいただきたいというお店サイドの考えもあってのこの度のメニュー変更なのだった。デフレ全盛の昨今、かなり思い切った決断をなさったと思うが実際に戴いての感想は以前より安い！というものだった。今回お料理は肉のパテに始まり、スープそして子牛のブランケット、デザートにフロマージュブランのパフェというものだった。 シェフのルーク氏の作られるパテは肉の旨味に溢れた力強い一品でパンとの相性が抜群。スープは玉ねぎの甘みを引き立てる塩加減が絶妙。ブランケットは子牛が柔らかく煮込まれて、付け合わせのパスタ(シュペッツェルという。イタリアの物より卵の量が多い)と共に味もボリュームも大満足。そしてデザートがまた秀逸。その味は是非召し上がっていただくことをお勧めするものだ。兎に角、ランチメニューとしては少し値段が上がったが内容はそれ以上のレベルアップ。決して失望するようなことは無いと思う。