
富士山の静岡側、御殿場に来ました。 この地方では、昔から祝い事があると、ごちそうとしてそばを振る舞う習慣があります。 この際に、つなぎとして自然薯を使用し、鶏肉や椎茸などを入れるのが一般的でした。 このそばを、この辺りの古い地名から、みくりやそばと呼び、御殿場の郷土料理として現在も食べられています。 御厨(みくりや)の地名は平安時代に遡り、この地域が伊勢神宮に食べ物を納める荘園であったことに由来します。 ちなみに、御殿場は、江戸時代初期、駿府と江戸を往復する際に休息するための御殿があったことに由来し、歴史としては御厨よりも新しい地名です。 その後の時代により、御殿場の方が有名となりましたが、御厨という名前はそばの名前として、現在も受け継がれている形となりました。 御殿場周辺には、ご当地グルメとしてみくりやそばを提供するお店があります。 そういうわけで、こちらのお蕎麦屋さんへ伺いました。 御殿場のそばの人気店のようで、日曜昼過ぎに到着しましたが駐車場は満車に近く、順番を待つことになりましたが、それほど待たずに席に案内されました。 店内席数が多く、提供も早いためと思います。 目的のみくりやそばですが、メニューをみても"みくりやそば"という料理名では載っていません。 みくりやそばとは、自然薯をつなぎに使っているそばの製法のため、こちらのおそばは基本的にみくりやそばということになります。 とはいえ、鶏肉や椎茸、人参が使われる定番の食べ方があり、そういった伝統的なみくりやそばである「御殿鶏そば」を注文しました。 なお、注文時に黒いそばと白いそばの選択ができます。 黒はそばの外皮も挽いた田舎蕎麦で、白は外皮を外した蕎麦のようです。 私は少し悩んだのですが、黒を選択しました。 こちらでは大和芋で練り込んでいるらしく、若干風味を感じました。 コシがあり、野菜も豊富で素朴なおいしさです。 つゆまできれいに飲み干してしまいました。 普通盛りですが量もあって、おなかいっぱいになりました。 #ご当地グルメ #郷土料理 #御殿場みくりやそば