
接待で利用しました。 1863年に創業し、伊藤博文や西郷隆盛、高杉晋作等の超VIPが訪れた老舗料亭の「田中家」。 落ち着いた雰囲気の中で四季折々の料理を楽しめる老舗の名店です。 季節の食材を使った優雅な会席料理を味わえます。 坂本龍馬の妻「おりょうさん」の写真が飾られていて、龍馬亡き後はここで仲居として働き、外国語が堪能だったことから外国客を取り込むことで「田中家」の発展に貢献したとのこと。 しばしタイムスリップしたかのような感覚の中にいます。 門を入るとお香の香りがして、「田中屋」に来たなぁと実感します。 玄関先に女将が三味線で出迎えてくれ、部屋まで案内してくれました。 完全予約制、全室椅子席で個室です。 企業接待に使う飲食店としてはすべての条件をクリアし、いつも重宝しています。 横浜駅から近いのですが、途中60段の階段がありますので、歩く自信がない方はタクシーを利用されるとよいと思います。 建物は年季が入っていましたが、部屋は広く、ゆったりとした食事をすることができました。 さすが老舗割烹だけあって、料理の内容や味わいに抜かりはありません。 今回の日本料理「師走の御献立」の内容は以下の通り。 ■ 前菜 旬味盛り ■ 御椀 蕪真丈 全目鲷 ■ 御造り 鮪 赤貝 平目 ■ 焼物 まながつお ■ 煮物 季節の炊合せ ■ 強肴 黒毛和牛ローストビーフ ■ 御食事 本日の炊込みご飯 ■ 香の物 ニ種盛り ■ 留椀 赤出汁 ■ 水菓子 白いおしるこ 盛り付け美しい「前菜」、分厚い切り身で食べ応えのある「お造り」等、いずれも満足感の高い料理のオンパレードでした。 器や盛り付けにも美意識が行き届いていて、日本料理の真髄に触れられる貴重な体験となります。 コース内容は“ザ”がつくほど定番の並び。 器や盛りもとても上品で、改めて和食の原点にありついたように感じました。 旬の食材を使った料理はいずれも美味しく、薄味で素材そのものの味が楽しめます。 見た目にも味わいも楽しめて、濃い味ではないのにしっかり味わえて満足でした。 料理はゆっくり提供されますので、2時間以上はかかると控えておくのがよいでしょう。 料理はさすが。 すべてに上質で、調理水準も高いです。 宴席でしたので記憶が薄れてしまいましたが、丁寧に仕立てられた「八寸(前菜)」には感動。 特に季節の魚を使った「御造り」や「季節の炊合せ」には職人の技と心意気を感じます。 脂がのった「まながつお」、極上の「黒毛和牛ローストビーフ」、「炊込みご飯」は「鰻のひつまぶし風」、「“白い”おしるこ」等、かなりの絶品料理のオンパレードでした。 特に「炊込みご飯」はその完成度の高さに感嘆し、自分だけおかわりしちゃった。 「黒毛和牛ローストビーフ」のソースにフォアグラが隠し味で入っていたり、白インゲンを使った「白いおしるこ」にマスカルポーネが使われていたりと、進化系の和食でした。 もちろん、進化系でない古典的な料理も当然美味しかったです。 なお、オリジナルデザートの「白いおしるこ」がかなり特長的。 見た目は洋風のプリンのようですが、食べると白餡の食べたことのない食感が衝撃的な、しっかり和を感じられるものでした。 他店では味わえない感動的な素晴らしいものでした。 こりゃたまらんわ♬ 以上、やはり横浜にとって、とても貴重な料亭です。 とても気さくな女将が「田中家」の歴史を語ってくださったり、楽しい時間を過ごせました。 食事を楽しむ場所でありながら、それだけではない、食は文化なんだということを改めて認識できる、ぜひ一度は訪れるべき場所だと思いました。感動しました。 気軽に訪れる料亭ではありませんが、大事な方とゆっくり話すのに最適だと思います。 価格設定はやや高めで、伝統重視の大人向けという印象です。 改めて、外に出て建物を見上げれば、右も左もビルに囲まれています。 歴史を語る料亭としてこれからも頑張って欲しいです。 ちなみに埋め立て前は建物の脇までが海でした。 昔は窓から釣りが出来たとか。 安藤(歌川)広重の「神奈川宿台之景」に前身の2F建ての旅篭「さくらや」が描かれています。 場所は昔の神奈川宿。 かつては海沿いの景勝地で、にぎやかな街道の宿場町だったそうです。 「田中家」の創業の数年前に横浜開港が決定しました。 各国の領事館、外国人の商館が立ち並び、国際都市として発展する中、米国総領事ハリスや伊藤博文、西郷隆盛、高杉晋作等、維新の英傑も「田中家」に集ったとのこと。 まさに歴史の一幕を飾った、日本を代表する、国際都市横浜の名料亭でした。 なお、当時は1,000人以上が泊まれる宿、そして春には桜の木々が圧巻だったとのこと。 ちなみに最近では、福山雅治が頻繁に訪れるとのことです。