
◆おかめそば 850円 ◆もりそば 650円 ※税込 いつも店の前を車で通っている地元の蕎麦屋さん、この町に引っ越してきた約30年前からあったのに、初訪です。 13時過ぎの入店で先客1名。その方はすぐに退店し、後の来客はゼロでほとんど貸切状態での食事でした。 親切そうなお母さん風の女将さん、2品のオーダーに「どちらから出しましょうか?それとも一緒に出しましょうか?」と聞いてくれて、一緒でお願いしました。 約5~6分程度で着丼。 おかめそばはかまぼこがたくさん♫ 好物の筍もあります。味はつゆも麺も極めてオーソドックスな“The 町蕎麦屋”の美味しい味でした。 もりそばも同じで美味しかったです。 さてさて、食べ終えた後が大変でした。 店内に色々な模型(帆船・海王丸、宇治・平等院、奈良・興福寺五重の塔、C57蒸気機関車)が飾られていてどれも見事なので写真を撮っていると厨房から店主(見た感じ70代半ば)が飛び出して来るやいなや、C57蒸気機関車の模型のケースを開けながら「これ凄いんだよ!」と話だし、間髪入れずに「ケースの右下のスイッチを左から順番に入れて」と言うので、何が始まったのかその場の状況をきちんち理解できずに言われるがままにスイッチのまず一番左を入れると車輪が回り始めました。2番目を入れると走行する音が鳴り始め、3番目を入れると汽笛が鳴り、4番目を入れるとヘッドライトが点灯。そして店主は「こうしてケースを開けないと音がよく聞こえないんだ。これTVでもよく宣伝しているDeAgostiniで全部買いそろえて40万円以上したんだよ。ケースと音は自作で。」と。そうか、店主さんこの模型を自慢したかったんだと思い「ご主人が作ったんですね?」と相打ちを入れると店主さんのテンションは急上昇してもう止まりません。「いや作ったのは息子。細かい作業が得意でさ。こっちなんて凄いよ」と次は帆船・海王丸の模型の所へ行き「これは部品から全部手作り。このロープ見てよ。糸みたいな細さのをこんなに綺麗に繋いで。手すりのカーブも自分で曲げて、完成まで6年かかり・・・」と解説が続きます。やっと説明が終わると今度は息子さ自身んのお話に入りだしたので、これってもしかすると延々続いて終わらない?と思い、「お代をお支払いしなきゃ」と女将さんに言えば女将さんが店主のマシンガントークを制してくれるだろうと期待して「お代を・・」と言いかけると「はい、1,500円ね」までは良かったけど、なんと女将さんもお話好きときたもんで、お釣りをくれながら「息子は3歳の時に目覚まし時計を分解したいと言いだし、元通りにできるならいいよと言うと、部品を全部分解した後、すっかり元通りにしたんだよ。3歳だよ」とお話が続き、このあたりで自分も、なかなかいいご家族の話じゃないか、よし最後まで聞こう、と覚悟が決まって聞き役に徹し、息子さんは手作業の器用さを活かして今は輸入車のディーラーで整備士をなさっていてディーラーでのエピソードまで聞かせてくれてお話はおしまいとなりました。自慢は模型よりも、息子さんでした。 創業は40年前との事。この人情味豊かなご夫婦はここでずっとお蕎麦屋さんをやりながら愛情たっぷり注いで子育てをなさったんだな...と思いながら店を出ると昼の営業終了時間(14:00)をとっくに過ぎていて、ご主人が暖簾と幟を下げながら「どうもどうも。アハハ!」と最後までお元気でした。 これからもご夫婦仲良くお元気でお店続けてください。 また来ます。 あ、C57蒸気機関車模型は、店主の力説に圧倒されて写真を撮り忘れました 笑