
インドラ三鷹店【ダルバートにナン?】2022CURRY113店241食目 2022.6.29 2017年以来カレー3190食 ■ネパールセット ¥1,420 ▶︎生ビール ¥500 ダルバートを食べるといえば、いつも新大久保界隈なのですが、地元地域に近い三鷹にもダルバートを出すネパール料理屋さんの存在を認めたので 来てみました。 外にはネパール国旗とインド国旗の両方が見えます。 メニューにはちゃんとネパールセット1,420円というのがあります。ダルカレーと野菜またはチキンカレーで構成されているので、たしかにこれはダルバートです。 生ビールを頼んだらえびせんと一緒に出してくれました。 ビールにちょっとしたつまみをつけてくれるって嬉しいですよね。ネパール料理屋さんやインド料理屋さんはこの傾向があって、いいサービスだなぁといつも、思います。 そしてダルバート、ネパールセットが提供されて、ん?となりました。 まさかの、違和感 ダルバートにナンが付いてきました。 ナンだこりゃ、 ナンダルバートやぁ! とひっくり返りそうになりつつ、冷静に自分の胃袋と目の前の食事の量を比較して、これは無理だと判断しました。店員さんを呼んで、ナンは食べきれないので持ち帰りますから、包んで下さいと伝えたら、快く応じて下さいました。 そう、ダルバートにナンは正直、普通はあり得ないです。ダルは豆スープ、バートはご飯を意味します。ネパールはご飯をたくさん食べる国で、ダルバートはご飯と味噌汁みたいな定食を意味します。 ナンはご存じの通りインドの文化ですよね。まぁ、インド人も普通はナンは食べませんけど、日本人に人気なだけです。 それで気になって店員さんに尋ねました。ダルバートにナンでナン? 実はお客さんがナンがある方がいいと言ったからだと言います。なにやら店員さんも微妙な表情で、一生懸命言い訳するみたいな態度でちょっとかわいそうになってしまいました。 各お店のスタイルはその店の特徴ですから、何でもオーケーなのですけど、我が地元民がダイバーシティに劣っていて、すなわち異国文化の理解が劣っていて、目の前にいる人の文化をそのままに受け止めなかったことが残念です。ネパール料理を知らないお客さんが自分の知っているインドの料理を組み合わせることを勧めたわけです。そして、出来上がったナンダルバートって、もはやインドでもネパールでもなく、日本文化ということになってしまいます。なんともはや… それって、例えば西洋人がお寿司屋さんにきて、「小籠包やキムチを添えた方が本格的でいいよ」なんて言うようなもんです。多くの日本人がインドとネパールの区別がつかないのと同じように、西洋の方も日本と中国と韓国の区別がわからない人はたくさんいますよね。しかし、ああ、なんともはや… 気を取り直して食べることとしましょう。 このプレートは、ご飯の他に、日本人専用サラダとパパドがついてます。プレートの真ん中に日本人専用サラダというのがビジュアル的にかわいいですね。喜んで食べます。 チキンカレーも、ダールも滋味深いです。 たしかにネパール味で、カレーを作る工程でニンニクしょうがが後半に投入されて、最後のテンパリングでスパイスの風味付けがされている様子が窺えます。 で、新大久保あたりだとダールって完全シャバシャバ流動性なのですけど、このダールはどろどろと粘度を有しています。きっと、デフォルトでナンをつけるから、ナンとの相性を上げるためにそうしているのでしょう。でも、味はしっかりしていて、ダールらしくより豆豆しいコクのある味わいです。 大根のアチャル、ムラコアチャールも独特で個性的、おいしいです。じゃがいものつけ合わせアルダムも素朴で好きな味でした。 これまで食べてきたダルバートとは、かなり立ち位置は異なるのですけど、また一味違う楽しみのあるダルバートなのでした。 ごちそうさまでした。 めでたしめでたし