
大皿で提供される絶品フレンチがお手ごろ価格で食べられる、高田馬場の超人気ビストロ。 その人気の高さゆえ必然的に予約困難となっている。 今回も有難お誘いいただき2度目の訪問。 暖色系の照明とダークブラウン基調の内装が柔らかな温もりを与えてくれる。 時間がゆったりと流れるような落ち着いた雰囲気。 今宵は入口近くのテーブル。 席に着くとお店の方がメニューを持ってきてくれる。 決められたコースは無くアラカルトでコースを組み立てる。 メイン2種と前菜4種くらいが適量との事。 各々前菜から好きなものを1つずつ選び、メインを含むその他の料理は全員で合意形成。 メインの増量をお願いして、前菜5品にメイン1品の構成で注文。 まずはビールで乾杯して、以降はワインと共に料理を楽しむ。 ――― ▪️サーモンのタルタル フロマージュブラン マストで頼むべきおすすめの一品。 濃厚かつ程よい酸味のフロマージュブランがとろける食感のサーモンを包み込む。 バゲットとともに食べるとサクッとした食感が相まってさらに美味しく頂ける。 〇 Edelzwicker 2021 Domaine Andre Stentz ▪️田舎風お肉のパテと豚舌の燻製 パテはハーブの香りと肉の旨みが調和し癖のないまろやかな仕上がり。 添えられたピクルスと共に酸味を加えると、より輪郭が際だつ。 しっとりと程よい歯ごたえのある厚切りの豚舌。 よく噛んでその味わいを楽しむ。 時間をかけて味わえば奥行きのある美味しさを より楽しめる。 ▪️鯵と菜の花のタブレ ハーブやイタリアンパセリがどっさりと盛られた鯵と菜の花のタブレ。 鯵はほんのりと塩気が効いており、脂の乗った旨味がクスクスの軽やかな味わいと調和。 菜の花のフレッシュなほろ苦さとナッツの食感がアクセント。 軽やかで食べやすく鯵の旨味や菜の花の風味がしっかりと感じられる、白ワインに合わせたい一品。 〇 Julien Pilon Le Bruit des Vagues Marsanne - Roussanne ▪️アンディーブとハムのグラタン ハムに巻かれたアンディーブ(チコリの一種)は人数分に増量してお願いする。 融通の効く注文ができるのもありがたい。 濃厚でクリーミーなベシャメルソースに隠れたハムとアンディーブをトングで掘り当てて取り分ける。 一つ一つがかなりのボリューム。 柔らかくほぐれるような食感のハムの塩気と旨味が、濃厚でまろやかなソースと絡み合いお互いを引き立てる。 ハムの中には熱を加えることで甘みが増したアンディーブ。 シャキッとした食感も良いアクセント。 ▪️ハチノスと牛すじ,豚足のシードル煮込み とろみのあるスープに、ぷるぷるの豚足、しっかり煮込まれた牛すじとハチノスがゴロゴロと入っている。 とろけるほどに煮込まれた豚足と牛すじ。 ハチノスは独特の弾力のある食感を残し、ハニカム構造に込められた旨味が噛むほどに染み出てくる。 スープはシードルのフルーティーな甘みと肉の旨味が溶け合いほどよい酸味とコクが絶品。 パンを浸して最後の一滴まで楽しむ。 〇 Louis Terral Marguerite 2020 ▪️牛ロースのグリル 600g 6,300円 メインはこちら。 通常300gのものを倍に増量。 盛りに盛られた600gの肉の山は圧巻。 表面はこんがりとグリルされ香ばしい焼き目に対し中はレアに仕上がっており、ロゼ色の断面が鮮やかに映え食欲をそそる。 脇に添えられたサラダの緑とポテトの黄色がさらに華を添える。 じんわりと滲む肉汁がしっとりとした赤身の質感を想像させ、食べる前からそのジューシーさが伝わってくる。 ひと口頬張ると表面の香ばしさと中のしっとりとした柔らかな肉質が絶妙なコントラストを生み、噛むたびに濃厚な肉の旨みが広がる。 シンプルな味付けが肉の旨みを引き立て、程よい脂のコクが余韻を残す。 ――― 料理のボリュームはさる事ながら、何を食べても美味しく素材を活かしつつもしっかりとした味わい。 沢山食べても重くはならずに満足感を得られる。 お値段もリーズナブルでそれを考えればはるかに超える満足度。 料理やワインの丁寧な説明と、程よい距離感の接客が寛ぎの空間を与えてくれる。 またすぐに訪れたくなる温かみのあるビストロ。