
四ツ谷駅からすぐ、しんみち通りにある「バルカン」さんに行ってきました。
今どきのネオ居酒屋っぽい雰囲気に惹かれて予約しましたが、料理のクオリティが予想を遥かに超えていて感動。
特に九州料理や肉刺し系が好きな人にはたまらないお店でした。
アラカルトで気になるものを片っ端から注文。どれも美味しかったです!
■ 驚きの「紫」タルタル!チキン南蛮
まず特筆したいのが「チキン南蛮(ハーフサイズ)」
運ばれてきてびっくり、タルタルソースが鮮やかな紫色なんです!店員さんに聞くと「柴漬け(しばづけ)」が入っているとのこと。
これがもう、私の記憶にある範囲で一番美味しいチキン南蛮でした。
カリッと揚がったジューシーな鶏肉に、柴漬けのカリカリした食感と酸味が効いたタルタルが絡んで、濃厚なのに後味はさっぱり。ハーフサイズにしましたが、これはフルサイズでもペロリといけたかも。
■ 鮮度抜群の「肉刺し」たち
メニュー名に惹かれた「五臓六腑(ごぞうろっぷ)」は、その名の通りホルモン刺しの盛り合わせ。
内容は、とんたん・豚レバー・豚ハツ・牛レバー・ガツの5種。
どれも臭みが全くなく、低温調理ならではのしっとり感と、部位ごとの独特な食感が楽しめます。特にタンのコリコリとした食感は最高でした。九州醤油のような少し甘めのタレがお酒に合いすぎて、箸が止まらなくなります。
そして「牛もものたたき」。
これが文句なしに旨い。「生肉」の良さと「焼き」の香ばしさのいいとこ取りで、フレッシュな旨味が口いっぱいに広がります。
あまりに美味しくて、食べ終わった後に即おかわりしてしまいました(笑)。2皿目も変わらず美味しかった!
■ 創作料理のセンスが光る
「蒸しつくね」は、焼くのではなく蒸してあるので驚くほどフワフワ。
中身の具材がバラバラで、食べてみるまで分からない(ちゃんと事前に教えてくれますが覚えられませんでしたw)楽しさがありました。今回はカボチャの甘みが広がるものや、唐辛子がピリッと効いたものがありましたが、どれもハズレなしの美味しさ。
「出汁巻きたま5」は、だし巻きの上に明太子・いくら・とびっ子がこれでもかと乗った贅沢な一品。
魚卵のプチプチ感、明太子の辛味、そして出汁の染みた優しい卵焼きのバランスが絶妙です。
「本日の春巻き」は、中身が日替わりのようですが、この日は「牡蠣×キノコ×チーズ」。
牡蠣の磯の香りとチーズのコク、キノコの旨味が喧嘩せずにハーモニーを奏でていて、かなり完成度の高い一品でした。
■ 前菜とドリンク
お通しの「梅ザーサイ」と「塩ダレきゅうり」や、和風の味付けで酒のアテにピッタリな「トマトとモッツァレア」など、前菜メニューも最高でした。
ドリンクは「クラフトサワー」が売りだけあって、種類が豊富。フルーツ系を飲みましたが、甘ったるすぎず料理の味を邪魔しないので、食事と一緒に楽しめました。特に、生ゆずサワーが好きでした!
【総評】
料理が美味しいのはもちろん、店員さんの説明も丁寧で、カジュアルだけど落ち着ける良いお店でした。
美味しい肉刺しと、あの「柴漬けタルタル」を食べるためにまた必ず行きます。
四ツ谷で飲むなら候補に入れるべき一軒です!