更新日:2023年10月29日
屋台が始まりの鰻酒場、人気店で予約は必至
17時の開店前、暖簾も仕舞われているなか焼き場をぐるりと囲むカウンターではすでに赤ら顔の御仁がお新香をつまみに鰻の焼き上がりを待っています。そんな中、予約していた席に滑り込み、まずは赤星の大瓶で乾いた喉を潤します。 鰻の部位をひと通り楽しめるコース。まずはひれ焼き。サクサクとクリスピーなところからのジュワっと脂。のっけから串鰻の真髄を楽しめますね。 続くは白焼き。身を大胆に串に刺して炭火で焼き上げたもの。ねっとりした身は強い強い旨みを湛えています。 肝焼き。コリコリした食感にビターな旨み。たまらず熱燗にスイッチです。 蒲焼き。ホワっほわとした儚げな食感。口に入れた途端に溶けてしまいます。 肝焼き。なんとも贅沢な一本。鰻のレバーも滋味深いもの。 そして〆は鰻重です。ご飯は少なめでタレはライト。お酒にも合わせやすいアテ鰻重です。 焼き場の目の前、灰の舞う砂かぶりなカウンター席。やっぱりカウンター席は醍醐味ありますね。他のお客さんとの距離も近くて大衆酒場感を楽しめます。 三角屋根の旧駅舎から伸びるけやき通りあたりの表に対する裏国立の呑兵衛たちのワンダーランド。
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