都内屈指の麹屋さん。 気さくなダンナさんが一から教えて作った味噌はそんじょそこらの味噌とは雲泥の差。 ここの味噌を食べたら最後、市販の味噌は食べられません。覚悟してめされよ。
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➖ 昭和十四年から守る味噌蔵 ➖ ~ 東京23区 Only One vol.03 ~ 美味しい物に出会うと微笑む瞬間がある。 美味しい味噌汁に出会うと舌がほくそ笑む。 出会いはなかなか難しい。 味噌のルーツは弥生時代に遡るらしい。 現在の味噌に落ち着いたのは平安時代との事。 何れにしても日本が誇る発酵食品である。 我が家の味噌は、叔母が手作り体験味噌蔵で作ったものを小分けしていただいている。 MY BEST MISO Best10に入る旨さの味噌 日本中で一体幾つの味噌があるのであろう? 赤味噌、白味噌、合わせ味噌などは色での分類 豆味噌、米味噌、麦味噌などは原材料での分類 信州味噌、西京味噌、八丁味噌などは地方での分類 細かなエリアや手前味噌を加えたら枚挙にいとまがないと言えますね。 MY BEST MISO Best10に入る市販の味噌 「糀谷三郎右衛門」の“ 昔みそ ” 明治中期に茨城でみそこうじの商いを始め、大正十二年に上野、昭和十四年に今の練馬区・中村に味噌蔵を移し営業を開始したそうです。 東京都内唯一の味噌蔵元です。 原材料に拘り、手作りに拘る。 手間暇かけて無添加・天然醸造で作られる味噌。 伺った日も丁度仕込み中 寒仕込みがやはり多いそうですが、保存の問題から少量を適時作っているそうです。 蔵の中は近代工場とはかけ離れ雑然としていますが蔵ならではの味が仕込めるのではと想像しています。 上等な味噌に仕立てる糀造りに絶対的な自信を持つ「糀谷三郎右衛門」 大豆と同量の糀を使い、更に減塩を目指す味噌 大豆の持つ甘み、香り、旨味を糀が分解、発酵し、寝かされた味噌は美味なる逸品へと姿をかえる。 さらに米を10%〜12%(市販品で7,8%)合わせることで甘味も立つ。 出来上がった味噌の色合いは気候が左右し毎回違うそうで、更に発酵し続けて気泡が立つ生きた味噌なのです。 都内で作られ、都内で買える貴重な味噌です。 最近では近隣の学校給食でも取り立てられる自然食のようです。 販売は“ 昔みそ ” 米味噌が主体 850g / ¥928- 〜 ¥1,744- 原材料により数種類あるほか、麦味噌、玄米こうじ味噌などがあります。 中村の味噌蔵で直接購入出来る他に西武池袋線・練馬駅隣接ココネリ3Fの産業・観光コーナーでも購入可能です。 自家製味噌にトライしたい方には“ 手作りみそセット ” があります。 出来上がり約4kgで¥3,575-(樽は別) 良いものはいい。 時間と労力が必要になるから希少価値価格になるのも致し方ない。 味噌汁に仕立てると穀物の持つ旨味、甘味が突出していると唸る。 それは優しい味わいで具材を包み込んでくれる逸品。 良いものは美味い。 今日も美味しくご馳走さまでした。