かねがね聞き及ぶ評判で高まる期待のはるか先をゆく逸品揃いの珠玉の焼き鳥コース。これはまさに“練馬の奇跡”か! 永らく行きたいしていた宿題店。うれしいご縁があってついに伺うことができました。圧倒的インパクトのヴィジュアルを誇るフォアグラ鍋が有名ですが、夏場のテーブル席限定の親子丼がまたとんでもありません。はじめにセットされる『レタスと大根のおしんこ』を口休めのお供にまずはホップのビターテイストが効いたエーデルピルス樽生で乾杯です。 『生つくねと鳥のおさしみ』 真ん中に鎮座するのは細かく叩かれた生つくね。そしてむね肉のヅケ、砂肝とレバーのニンニク醤油漬けが両脇を固めます。シャープな塩味が入ったヅケは極々しっとり。柔らかな肉の繊維が心地よく舌に触れます。下に敷かれた山芋がまたいい仕事します。焼いていない砂肝は初めてですが、独特のザクザクした歯ざわりの後のねっとりした触感がまた秀逸。とろけるレバーとともにニンニクのパンチとコクが効いた醤油感を楽します。忘れちゃいけない生つくね。心地よい甘みと軟骨のコリコリ感がたまりません。 『むねともものたたき』 二種の部位の食べ比べ。むね肉は皮まわりはこんがりと内側はほどよくレア。絶妙な非の入り具合とディルの風味がとってもいいね。一方のももはしっかりした弾力。噛みしめる度に深みのある旨味が染み出ます。 『やきとり三種』 おまちかねの焼き鳥は内もも、つくね、外ももの3本です。しっとりと柔らかさのあるうちもも。むね肉のようなやわらかさですが、ほとばしる肉汁はまさにもも。これはおもしろい部位だ。つくねは噛むとホクっとほぐれるソフトな触感。そして外ももはTHEもも肉といった弾力と内ももよりもさらにジューシーな肉汁を堪能できます。 『れんこんの肉づめ』、『ぎんなん』 つくねを生ピーマンで挟むスタイルがポピュラーですが、焼き鳥のお店でれんこんの肉づめって珍しいかも。つくねの旨みと脂を吸ったレンコンがシャクホクとして美味いんだ。ぎんなんでちょいと小休止。地味だけどなくてはならない存在ですよね。 『あげもの』、『トマト』 今宵はチキン南蛮です。いやーこのズラし方いいな。いわゆるタルタルソースではなくカルボナーラのようなまろやかな卵黄感が際立ち、そこにお酢の酸味が広がります。印象としては“油淋鶏”。たのしい一品です。そしてお供はアメーラトマト。ナチュラルな甘みがいいね。 『丼』 さあ、おまちかねの〆は親子丼です。厚手で深いココット鍋で炊かれたご飯と大ぶりなフライパンで煮込んだ具沢山な卵とじをひとり一人がお茶碗によそってセルフで親子丼を仕上げる趣向。粒立ちよく気持ち固めに炊かれたご飯は重曹な旨みを湛えるつゆにからみお箸が止まらなくなります。具は鶏肉にネギ、ニラのほか、マッシュルームやしめじ、えのきなどの各種きのこがたっぷり入ります。きのこが入ることで出汁がふくよかに奥行きが出ます。フォアグラのかけらも入ってうれしい限り。2杯頂いてしまいました。 珍しいレタスのお新香に生肉三種とのっけから心と舌を鷲づかみにされました。お酒も焼酎をイタリアのレモンジュースで割る中のお代わりOKなサワーやめったにお目にかかれない小布施のワインなど、料理に引けを取らないくらいのおもしろさ。しっかり飲めるところがあらためて焼き鳥屋さんなんだと再認識させてくれます。 練馬の閑静な住宅街にひっそり佇む人気と実力を兼ね備えた銘店。 ごちそうさまでした!
駅から近い
カウンター席あり
禁煙
おひとり様OK
予約困難、唯一無二の絶品鶏料理とプレミアム鍋体験
美味しい鶏料理が食べられるお店、「鳥長」。人気の「ささみカツ」は外はサクサク、中は半レアで柔らかく日本酒との相性も抜群です!その他、生つくねや裏メニューのファグラ鍋等、興味をそそるメニューがたくさんありますので、是非1度ご利用下さい。


























