
思い起こせば、21年前、Chihiro@青山学院大さんからメールが来た。
「一緒にラーメン食べに行きませんか?」
ちょうど「東京のラーメン屋さん」というラーメンサイトを立ち上げて人気になり始めた頃で、そういうアプローチは少なくなかったが「青山学院大学のチヒロさん」という方からの誘いに乗らない手はない、と会うことにしたのだが眼のキラキラした背の高い男性だった(笑)。
一緒にラーメンを食べに行き、自宅で作ったラーメンを食べさせてもらったりもした。その時の感想は「自作ラーメンとしてはまあまあだけど、店では出せないね」だった。すぐに天狗になりがちな生意気少年の鼻を折ったのはそれが最初。その少年は大学を卒業し、普通の会社に就職するもすぐに辞めてしまい、ラーメン店の門を叩く。しかし、そこでも天狗の鼻が邪魔をしたのだろう、店主と喧嘩をして辞めてしまった。次に向かったのは、まだそんなに手を広げていない頃の「博多一風堂」であった。
そこで10年以上の修業をし、独立。「ソラノイロ」を出店、4店舗を展開(1店舗は休業中)。プロデュースなどの実績も増やし、そして今度は「全国チェーン店お客様売上高3,948億円」の大企業ミスタードーナツとのコラボである。相当鼻も伸びていることだろう。(笑)
でも、そんな20年以上の付き合いのある人(宮崎千尋さん)が大きな仕事をするのは嬉しいことである。真っ先に食べに行ってきた。
本日(4/26)発売開始するのは、「ベジ涼風麺」(税込572円:冷やし麺)と「トマト豆乳ベジ涼風麺」(税込464円:冷やしつけ麺)の2種類。
ターゲットは「ミスド好きの女性」。麺は共通でパプリカを練り込んだ平打ち麺。
「ベジ涼風麺」はキャベツ・ズッキーニ・パプリカ2種・ヤングコーンの5種類の野菜をトッピングし、ニンジンの甘味を活かしたスープ。赤柚子胡椒を混ぜながら食べるとさらに楽しめる。
「トマト豆乳ベジ涼風麺」はセミドライトマトをトッピング。トマト豆乳スープにつけて食べるつけめんスタイル。
8月下旬まで継続発売。ただし、全店ではなく「飲茶マーク」(飲茶を扱っている店舗)の付いている店舗のみ。一番近い武蔵小山店に行こうとしたが飲茶マークがなかった。危うく振られるところだった。そこで戸越店へ。営業時間中は朝早くでも提供しているとのこと。
以前、ミスドの他のコラボ麺を食べたことがある。その時は「この値段だとこれで精一杯かな〜」という感想だった。しかし、今回のは美味しい。ただし、かなり甘〜い。そして量が控えめ。甘さはミスドのユーザーターゲットなので十分であろう。量はセットメニューが多数あるのでそれで補えそう。私は2種類を一人で食べて、ようやくラーメン一杯分くらいのお腹具合。でも、ミスドが凄いのか、宮崎さんが凄いのか、ホントにおいしかった。スイーツ感覚で甘党好きには喜ばれそう。食事の後にスイーツ変わりに十分食べられそう。甘い物好きな人にオススメ!