【幾何学的で複雑。それでいて巧緻なスパイス表現の一皿】 ※コメント返しは原則お休みしてますので、記入ご遠慮ください(参考通知とオフ会の御礼は記入OKです) 本日は 『ホンカトリー カレーアンドスパイス』 訪問時点、 Googleマップ評価「4.5」、 某グルメサイト「3.81」 カレー百名店に3度の選出実績あり。 滝沢店主は元々、会社員としてベルギービールの輸入業に携わっており、 業界への貢献ぶりからベルギーの業界団体より名誉騎士賞を贈られるほど。 そこから一念発起して50歳でカレー店を開業。 …サラリーマンとして長く勤め齢五十にして、 畑違いの仕事にチャレンジして成功するって…なんとも夢のあるストーリーですね。 店は住所的には湯島で神田明神のすぐ裏手。 以前訪問&投稿した海鮮丼が有名な『鮨 江戸富士』のすぐ近くですね。 ■チキンとレンズ豆のカレー …¥1300 この店の特筆事項 ・カレーは2種で“あいがけ”できないので、 どちらかを選ばないといけない ・店主のワンオペのため調理に時間がかかる (入口の看板に断りの文言が記載されている) この日は 「チキンとレンズ豆のカレー」 「シラスと大豆ミートのカレー」で前者をチョイス。 私の席の目の前で 炊き立てのバスマティライスの箱を開け、 しゃもじで慣らしていく滝沢店主。 湯気とともに甘い香気が鼻孔をくすぐる。 この時点で既に食欲をソソる。 丁寧な盛り付けが織りなす「花畑」のような一皿が登場。 食べ方は、 水分を吸いやすいバスマティライスに、 少しずつカレーをしみ込ませるのが推奨らしい。 カレー自体は辛くなく油脂感ひかえめでサラサラ。 鶏のグレービーな骨太の出汁感と旨味を基調としつつ、 優しく穏やかなスパイス使い。 そこにカスメリティのハーブ感や、アチャールの酸味感、 ナッツのサンボルの甘いフレーバーが彩りを添える。 滝沢店主が 「辛いですが、かけた方が美味しいです」と 卓上に5種の薬味を並べる。 ・プリックナンプラー 青唐辛子漬け ・エビチリココナッツふりかけ ・チリビネガー 宮古島の青唐辛子 ・マンゴーピクルス インド産青マンゴー ・青唐辛子ペースト クエン酸のような酸味と 辛味を兼ね備える「プリックナンプラー」 スパイス感の中に海老のうま味がある 「エビチリココナッツふりかけ」 熟してない鮮烈なシャープで酸っぱ辛さの「青唐辛子ペースト」 カレーと具を混ぜては今度は調味料とMIXして …何通りの組み合わせがあるんだろ? 色々試すうちに、ライスがみるみる減っていきます、いやご飯が足らん(笑) まるで「口の中が宇宙」 煌めく星の数ほどに無限大のパターンの味を楽しめますね。 添えられた中東の豆のコロッケ「ファラフェル」もクオリティが高く、 ライタ(ヨーグルト)のほんのりとした酸味と 豆豆した味わいのフュージョンが秀逸。 大変すばらしい一食でした。 ~あとがき~ 以上、『ホンカトリー カレーアンドスパイス』でした! 総評するなら、 「平面的」ではなく「立体的」 幾何学模様のように多種多様な具材の味、 スパイス感を内包した きわめて複雑性に富んだワンプレート。 「キミ、ウチの店で色んなスパイスを試してみたいんでしょ?」 と、言わんばかり 私の心を見抜いたかのように いろとりどりの薬味を使った演出も面白く、 まんまとこの店の「味覚の沼」に引きずり込まれた気分。 この日、私は一番乗りでしたが、 注文から料理提供まで18分ほど。 多少調理時間は長いですが、 その後の食べて、薬味を試す楽しさを考えれば 待つ価値は十二分にある店だと思います。 ぜひお試しを
口コミ(27)
オススメ度:93%
口コミで多いワードを絞り込み
御茶ノ水駅の北側、湯島にある超人気カレー店! 食べログ3.77という高評価。 ビジュアルインパクトも大きいけれど、食べてもインパクト大なカレーでした。 場所は、山盛り海鮮丼で有名な江戸富士の数軒隣。 11:35に到着すると、7席しかないカウンターはすでに4席が埋まっていました。 残りもその後すぐ埋まり、満席に。 3月のメニューは、シラス+ハクサイか、キーマ+レンズ豆+チーズの2種類で、どちらも1300円。 ライスは180gがベースで、増減できるとのこと。 どちらも魅力的ですが、キーマの方を大盛りでお願いしました。 こだわりのありそうなおじさん店主が1人で切り盛り。 15分近くかかって、ようやく出されました。 オレンジ、緑、紫、白…と、めっちゃカラフル! カレーは別皿で提供され、チーズがたくさんふりかけられています。 卓上の5種類の薬味や調味料が説明されて、入れた方が美味しいですとのこと。 5種類は、マンゴーピクルス、チリビネガー、エビチリココナッツフリカケ、プリックナンプラー、青唐辛子ピクルス。 キーマカレーは、チーズがたっぷり入っている割には、サッパリ系。 少しずつライスの上に移して、いただきます、 ライスの上にたくさん乗っている具材を生かすためにサッパリ系に作り上げているのでしょうか。 薬味や調味料をいろいろ試しながら食べ進めます。 味に変化できて良いですね〜(^^) タルタルがたっぷりかかった、ひよこ豆のコロッケも乗っていて、これもまた美味♪ 目も舌も最後まで飽きさせない、素晴らしいカレーでした。 高評価も納得できる、さすがの一品です(^^) #カレー
ホンカトリー【食感と風味の変化が突き抜けている】2022CURRY95店211食目 2022.6.7 2017年以来カレー3161食 ■6/7のカレー: 焼き小エビ+レンズ豆 を選択 ¥1,000 結論: 自転車ちよくるをかっ飛ばして食べに行った甲斐がありました✨ まだホンカトリーが開業されて間もない頃、3〜4年前に前回は訪れました。神田のビール専門店で長年働いていたのを辞めて、カレー屋を始めた、まだまだ修行不足と当時ご店主は語っていたのですが、なんのなんの当時だって一段も二段も突き抜けたスパイスカレーの域を確立していらっしゃって、小生としては最高に美味しかったんです。ただ、東京ではまだスパイスカレーの認知度が低くて理解しないお客さんも多かったようです。 今や時代が追いついたようです。店内はホンカトリーが大好き、スパイスカレーが大好きという雰囲気の漂うお客さんが中心のようでした。 この日のメニューは、焼き小エビ+レンズ豆、チキンササミからの選択。前者を選びました。 ぼーっとする待ち時間も気分がいい鄙びた店内です。目の前のランチョンマット?盆?の編み模様を見つめて脳みそをぐるぐる宇宙化して待っていたりします。 出てきた皿が眩しいです。ご飯の皿にさまざまな付け合わせやふりかけ様のものがかかっていて、これがすごいんです。サラダと言えるような野菜、ズッキーニとか紫キャベツとか。それに、アチャールめいたもの、小さなえびせんみたいたチップスがパラパラと、にんじんのラペみたいなもの、白くて大きな玉は豆腐ハンバーグ風のもの。これはカレーではなくて、カレーをかけるご飯の上全体に盛りつけられているのです。 その上からカレーをかけては混ぜながら食べます。 ご店主から、グリーンチリソースをふりかけることをお勧めされたし、他にもテーブルにあるブリックナンプラーや、マンゴーピクルスも添えて、さあカレーをかけて食べますよ! キター♪───O(≧∇≦)O────♪ってこういう場面に使うので合っているのですかね? カレーは和だし、魚の出汁がしっかり聞いた感じで、焼き小エビもパリパリとクリスピーに口の中をはねます。レンズ豆が静かに旨味を後押ししますね。これがいろ〜んなものの乗ったご飯と共に混ざり合って、一口ごとに口の中でさまざまな味や食感を楽しめて、噛むごとに新たな展開が弾け飛ぶように起こるわけです。実にドラマチック。これこそ、スパイスカレーの極意と感じます。 いやぁ、久しぶりにびっくり感動もののスパイスカレーを楽しませて頂きました。 ほんと、職場近くから自転車ちよくるを漕いできてよかったなぁ。 めでたしめでたし
MIX &トッピングが斬新で美味しいスパイスカレー店。 御茶ノ水と湯島の中間あたり、日乃屋カレー本店の近くにある、今までに無い斬新なスタイルで頂く美味しいスパイスカレー有名店です。 お一人様で行ってきました。 2023年2月22日 水曜日 12:04 *チキンビンダルー +ソイミート チキンビンダルー ソイミート カレーとライスは別々に提供。バスマティライスの上にたっぷりの野菜や食材を盛り付けた、大阪スパイスカレーにも通ずるビジュアル。 玄米フレークのスパイス和えや、イスラエル料理のファラフェル(ひよこ豆のコロッケ)が乗った、個性的でフォトジェニックな一皿。 選んだカレーは、インドゴア州の名物と言えるビンダルー。ゴアを占領していたポルトガル人の料理から生まれたもので、ビネガーで酸味を出したりクローブをふんだんに使うなど、他のインドカレーとはテイストがまるで違います。 そして、卓上には数種の無料調味料があります。 ▪️プリックナンプラー ナンプラーのタイ産青唐辛子漬け。 ▪️エビチリココナッツフリカケ ローストしたココナッツに白胡麻とインドネシア産のエビを青唐辛子の発行ペーストをブレンド。 ▪️チリビネガー シンプルな穀物酢に宮古島の島唐辛子を漬け込んだもの。 ▪️マンゴーピクルス インド産青マンゴーのピクルスで、辛さは無く梅干しのような味わい。 この他、この日は青唐辛子を使ったペースト状の激辛調味料もありました。 おすすめの食べ方は、最初にナンプラーとエビチリココナッツフリカケを少量ライスにかけます。お店で使用しているインド産バスマティライスは大変水分を吸いやすい品種で、カレーを少量づつ混ぜることで最後までパラパラとした食感を楽しめるとか。また、食感の違う食材を一緒に食べることで、最後まで美味しく食べられます。 特に好みだったのは、青唐辛子を使ったペースト状の調味料。 ビンダルーの酸味と青唐辛子独特の辛さがエスニックな風味となって最高でした。 混ぜて、調味料を加え食べて、また別な調味料を加えて…一口ごとに美味しさが変化して、どれもすごく美味しいんです。 まさにミラクル、変化を楽しみながら食べるミックス&トッピングカレー。 最後の一口まで驚きと美味しいの連続。 大満足で完食しました。 ホンカトリーのオープンは2017年5月。 店主「滝沢さん」は、ベルギービールなど海外ビールの輸入販売を30年近くされていて、本国団体から名誉騎士賞をもらうほどだった方。 畑違いのカレー店をオープンさせて間もなくリピーターが続出。某グルメサイトでは2022年の百名店にも選ばれている実力派のお店です。 お店の名前は和歌の「本歌取り」が語源。 ある日、テレビで偉い先生が本歌取の話をされていて、「先人が作った歌を引用して作られたものが、後世の人にはフルオリジナルなものと同等の価値になっている。充分に元の歌を理解してから、さらに掘り下げるので、中途半端なリミックスとは違う・・・」云々と語られていた内容を完全アウェーのカレー店を始めた自分に重ね、お店の名前にされたそうです。 カレーは1食1,000円、お得すぎます。 カレーは日替わりで、1日に提供するのは2種類。そのうちどちらかを選びます。カレー以外に、ドリンクメニューやサイドメニューは一切ありません。サイドやドリンクメニューを増やすなら、その分カレーに費やしてカレーメニューを増やすんだと、アウェーに挑む意気込みから、カレーオンリーのメニュー構成にされています。 また、売り切れ終了なので、なるべく早めに行くほうが間違いないでしょう。 インドカレーをベースに、和のテイストなども感じられ、さらには他には無い斬新なアイデアも盛り込まれている今までに無いスタイルのスパイスカレーです。しかも、斬新なのにすごく美味しくて目から鱗の連続。 決してアクセスの良い立地では無いのに、オープン直後からお客さんがたくさん来て行列になるのも納得です。 これからもますます進化しそうな予感。 目が離せない実力派のお店ですね。 とってもおすすめ。 #トッピングでカスタマイズ #野菜たっぷり #中毒性あり #実力派 #行列してでも食べたい #無国籍 #混ぜて美味しい #フォトジェニック #唯一無二 #お一人様OK #Retty人気店 #百名店 #御茶ノ水
独創的なスパイスカレー 各1000円 この日はしらすかキーマの二択。本場のお米に薬味がふんだんに盛られており複雑で独特なハーモニーを奏でます。ご飯プレートはそのままでも美味しく食べれるような味付けですがカレーと食べたり、混ぜて食べたり、味変して食べたりバラエティ豊富です。 スパイスカレーとしてはそれほどスパイス要素も高くなく、かつそのままだとそれほど辛くもないので辛味が苦手な人にもオススメなお店。 大盛り無料でこの内容+ボリュームは星3不可避な優良店