《もつ炒めの2連投》 店主はどっちだ⁉️ 「いらっしゃいませ」 入店したがそんな挨拶は聞かれなかった気がする 店主らしき男性がキョロっとこっちを向いただけ ヤバッ、無愛想店に入ってしまったか⁉︎ こちらは田舎の食堂 お昼は近くで農作業や工事をされている方で満席 カウンターが1席だけ空いていた ところがそこは店主が伝票整理やひと休みをされるポールポジションのようで誰も座ってない 勇気を出して「ここ座っていいですか」と声をかけると、男性は無言で伝票やメガネを片付け始め やがて「どうぞ」と小さな声 やはりこのへは座って欲しくなかったか、、、 丸刈り頭で仏頂面、白衣姿が妙に似合うがちょっと怖そうな男性 座った俺に 「お茶にしますか、それともお水?」 ゆっくりと小さな声で尋ねてこられた そしてゆっくりと水を置いて下がって行かれた メニューはカウンター上に木札で下げられている ラーメン、オムライス、炒め物、煮魚、フライなどの揚げ物、丼物など豊富なメニュー その中から光る文字 ホルモン✨の文字が目に突き刺さる 好きですホルモン♡ ◇ホルモン炒め定食 750円を注文 メニューが決まったのがどうしてわかったのか? いつの間にか男性は横にいた ホルモン炒めと告げると「はい」と一言だけ 「マスタービール追加」 「マスター小皿ちょうだい」 「マスター持って帰るからタッパー」 待っている間に大きな声が飛び交う これぞ田舎の食堂だ! ん? 常連らしきお客にも返事が無いぞ そして奥の座敷からほろ酔いで千鳥足、タコ八郎さんのような客 帰るよ〜 「気をつけ帰んなよ」と男性 ずっと忙しく奥で料理をされていた女性も出て来て「いつもありがとうございます」と声をかけた ここで思った! この女性が店主だ!! 料理人風情の男性は白衣を着ているが全く調理をしてない この女性がほとんど切り盛りをされている そして男性がゆっくりとお盆を抱え俺のホルモン炒め定食を届けてくれた ボソッと「お待たせしました」 えっ、凄い量のホルモンだ! 甘辛のタレで玉ねぎと炒めてある こてっちゃんのようの脂身は無く食べやすい まあ、ホルモン好きの俺にはちょっと寂しいが、これほどの量のホルモンが一気に食えるのなら、大谷翔平の開幕戦のチケットが当たらなくても文句は無い タレは濃いが、下の千切りキャベツが旨くなる 白ゴマもいいアクセント ホルモン→メシ→タレキャベツ→ スパイラルがはじまった❗️ 「スナック〇〇のひとみちゃんがさー」 普段なら気になる田舎食堂の客の面白い会話なんてどーでもよくなった それともう一つ 男性の無愛想なんてどーでもいい 店主がどっちだなんてどーでもいい こんなに人が集まり、うまいメシがあるところに一見の俺が何ひとつも言うことはないはず やっぱりこーゆーお店が好きだ♡ ご馳走様
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