<前回からの続き> 斉藤富雄さん送別会2軒目! 皆さんには、ボクとトミーが出会った時の事をまだ伝えていなかったですよね? それは私たちが16歳になる桜の花が舞い散る頃の事でした。 私たちの最初の出会いは劇団オンディーヌのオーディションの控え室の中でした。 私は著名な映画監督と女優の間に生まれ、演劇界のサラブレットとして既にそれなりの名声を得ていました。 それなのに、あのコったら、横浜の汚い中華料理店の2階で住み込みをしながらアルバイトをしている、お世辞にも綺麗とは言えない子でした。 ある日、「ふたりの王女」のオーディションにトミーも来ていたのです。 「アルディスを演じるのは私よ!オリゲルドはあのコにお似合いよ!あんな、ドイツ料理店の置物みたいなオッサンにアルディス役は無理だわ!」 そう思ったのも束の間、黒夫人の出した答えは大方の予想を裏切り、トミーがアルディス役で、私がオリゲルド役に抜擢されたのでした。 そんなミスキャストととも思えるトミーのアルディスは意外にも、あんなドイツ料理屋の置物オッサンなのに綺麗で可憐な正真正銘のアルディスとなっていたのでした。 「トミー…あなたってコは…なんて、怖いコ!」 それからと言うもの、トミーと私はライバルでありながら、どこかでお互いの才能を認め合う間柄になったのでした。 恋というものが分からず、好きでもない女を抱いた事もあったわ。 でも、トミー! アナタにだけは負けない! 絶対に!
口コミ(4)
オススメ度:80%
口コミで多いワードを絞り込み
居酒屋秀吉@戸田公園! 埼玉の山奥出っ歯のハゲ頭だとバカにしてはイケナイ! 意外や意外、酒と鮮魚が充実している居酒屋である。 なんか、こーゆー至極当たり前の居酒屋って少なくなっている気がする。 焼鳥に焼き魚、刺身類、揚げ物、そして、焼そばやオニギリなどの炭水化物… 子連れでも利用できて、オールマイティな居酒屋は大変ありがたい存在だ。 勧められて呑んだ獺祭の酒粕から造った焼酎が意外に旨い。獺祭は日本酒より焼酎の方が好みかも知れない。 獺祭の焼酎のロックで、居酒屋の定番であるホッケの開きを久しぶりに食す。 ホッケとは、茨城県より以北に生息するアイナメ科の魚である。 身に水分が多くアシが早いため、流通や冷凍技術が発達していない頃にはほとんど食用とされていなかった。 70年代後半から80年代に居酒屋のチェーン店が出現し、それに伴う流通の発達により、ホッケが東京近郊や名阪神にも出回るようになった。 安価な割に脂のノリも良く美味しい魚だが、半身でもかなりの大きさがあり、家庭の魚焼き用グリルに入らないことも手伝って、居酒屋の定番メニューになったと分析している。 また、北海道近海でのニシン漁の漁獲高が激減したことにより、ニシンの代替えとしてホッケ漁が盛んになったのも流通量が増えた理由の一つである。 ホッケを頼む際の最大の難関は、ホッケと包茎を言い間違える事である。 同様に、ホッキ貝をボッキ貝と言い間違えるのは日常茶飯事である。 くれぐれも気をつけたし!