
栃木県の県央に位置するさくら市。春には田植えの田園風景が感じられるごくありふれた田舎の町。人々の生活も地域に根ざして温和な風土。自然の恵みに感謝して農業を中心としてこれからも変わらないだろう。亡き父は饂飩が好物で、自分でも手打ち饂飩を打つほどに拘っていたことを思い出す。饂飩は何と言っても擦り黒ごま入りの味噌たれ。夏は素麺でも冷麦でも味噌たれでした。それからけんちん饂飩は味噌で味わうのが父のモットー。幼い頃から味わった父の饂飩の味。父は雑煮も味噌味を楽しみました。宇都宮線の氏家地区は、知られざる小麦の産地。生産農家が丹精込めて栽培した「イワイノダイチ」は適度に粘り、固すぎず、やわらかすぎず、うどんに適した中力粉となるとのこと。町おこしの『氏家うどん』。いいですね。安全・安心・良質な地場産小麦を使用して地産地消。創作饂飩を温泉卵とカルボナーラで、美味しくいただきました。デザート胡麻のアイスクリームは胡麻の香りがリッチでした。ご馳走さまでした。