更新日:2022年11月14日
歯ごたえしっかりの手打ちそばが味わえる、郡山のお店
少し罪悪感があるが、ぬる燗を頂いて蕎麦を待つ。酒の味が分かるほど酒豪ではないので、田酒とお会計票にあったのでそれと知った。つまみは数の子の粕漬けで、これが良い前菜になる。 蕎麦は細く、濃いつゆでをちょんとつけて啜る。小海老だけのかき揚げが素晴らしい。蕎麦の歯応えと海老の歯応え、蕎麦の冷たさとかき揚げの熱、交互に食べると目尻が下がる。 もう一つのかき揚げは現地で採れる「あおばた豆」で、乾燥したものを一晩水で戻してから揚げているそうで、反発力が小気味よい。 蕎麦田楽も歯応え歯触りが面白い。外側は火炙りで硬く、内側はそれほどではない。主張しない優しい味の味噌で蕎麦の邪魔をしない。