
【ふらっと会津若松】 築100年を越える蔵をリノベーション。細やかな気遣いがうれしい美人女将が切り盛りする酒場です。屋号に“ぼろ”とつける奥ゆかしさがグっときますね。 会津の街を歩き回って喉はカラカラ。まずは生ビールをいただきます。お通しは茹でたじゃがいもに会津の甘味噌を添えたもの。ただ茹でただけのじゃがいもが味噌と合わさることでごちそうに生まれ変わります。添えられた紫蘇の若葉のフレッシュな香りが鼻腔を心地よく刺激します。 メニューは会津の食材を使ったいわゆる家庭料理がラインナップ。定番のほかに季節のオススメも。ふと目にとまった『小女子と玉ネギのかきあげ』を注文です。 天井が高く落ち着いた雰囲気の店内にはジャズが流れ、しっとりとした空気が漂います。古い蔵の造作を眺めているだけでお酒が進みますね。 さあ、かきあげがやって来ました。サックリ軽い薄衣。小女子の旨味と玉ねぎの甘みを存分に楽しめます。使うお塩は会津の山塩。なんと温泉水を煮詰めて作ったものだそうです。女将によると元の温泉も舐めるとしょっぱいそう。優しい口あたりのお塩です。 ここで会津のお酒を。ずらっと並ぶ充実のラインナップ。とても一つには絞りきれませんが、うれしいことに気になる三種を選んでいただく『おためし飲み』が用意されています。終わりゆく夏を惜しみ、『辰泉夏のウマカラ純米吟醸』、『末広夏の純米吟醸』、『天明夏のさらさら純米』と夏シリーズで攻めてみることに。 しっかり辛い辰泉、すっきりした飲み口の末広、軽く酸味が効いた軽やかな味わいの天明と、楽しく飲み比べができます。お供は『疲労回復焼』。なんとも仰々しい響きですが、その由来は会津で採れる朝鮮人参の一種、オタネ人参を使っているからかな。いわゆるチヂミ風な一品です。もっちりした生地にザク切り山芋のシャキシャキがとっても心地いい。オタネ人参の奥深い苦味がクセになる味わい。美味しいです。 ご一緒させていただいたご常連は、毎日のように開店時間に来られ30分ほどで帰るそう。自らが呼び水となり、後からお客が来たら女将をそのお客に譲って自分は店を出る。本当の常連とは我が物顔で横柄に振る舞う輩ではなく、愛するお店が末永く続くよう他のお客さんが心地よく過ごせるように気遣うものと太田和彦さんも書かれています。 こんなご常連がいらっしゃるお店は間違いありません。 今回は日帰りのためここらでおいとま。次回は一泊して女将の手料理と会津のお酒をじっくり楽しみたい。 会津に来たらぜひ立ち寄りたい癒しの銘女将酒場。酔いひとときを過ごせました。 ごちそうさまでした! #酒場 #旅グルメ