各線三宮(三ノ宮)駅から西、JR元町駅から北東、トアロード沿いにある中華料理店。
施さんの志を継ぐ、新生施家菜。
ハンター坂にあった人気店が、2025年6月2日に移転再オープン。
前オーナー亡き後、施家菜と點心坊がひとつとなり、新たな一歩を踏み出しました。
重厚な扉を開けると、まず目を奪われるのは左手の大きな壁画。
京都が生んだロックな壁画家、木村英輝(キーヤン)による鮮やかな花々が、空間いっぱいに咲き誇ります。
その下には同じ柄のクッションが色違いで並び、アートとインテリアが美しくリンク。木の温もりある空間に、華やぎと遊び心が加わっています。
【お任せ海鮮ランチコース(全8品)¥11,000】
料理長が四季折々の食材を吟味して仕立てるお任せコース。
今回は全8品を7品に変更し、1品の素材をグレードアップしていただきました。
⚪︎香港式前菜盛り合わせ
・骨付き蒸し鶏
・イベリコ豚肩ロース焼豚
・ピータン
・イベリコ豚スペアリブ照り焼き
・クラゲ冷菜
しっとりとした蒸し鶏、旨みの濃いイベリコ豚、コリコリとしたクラゲ。
食感と味わいのコントラストが楽しく、身体にすっとなじむ優しいスタートです。
⚪︎淡路島の天然ヒラメの中華風刺身サラダ
上品な甘みのヒラメを香味野菜とともに。
爽やかな香りが立ち、広東料理らしい繊細さを感じます。
⚪︎モウカザメのフカヒレスープ
とろみのあるスープに、繊維一本一本がほどける贅沢な口当たり。
滋味深い旨みがじんわり広がります。
⚪︎青森白貝のガーリック蒸しと室津産殻付き牡蠣 ブラックビーンズソース
白貝はにんにくの香りをまとい、ふっくら。
牡蠣は濃厚な旨みと発酵豆のコクが重なり、奥行きのある味わいに。
⚪︎黒毛和牛と中国野菜の炒め
伊賀牛のカルビを使用。
つぼみ菜のほろ苦さが脂の甘みを引き締め、上質なバランスに仕上がっています。
⚪︎黒トリュフの和え麺
コシのある細い香港麺を使用。
湯気とともに立ち上る黒トリュフの香りが華やかで、コースの終盤にふさわしい存在感です。
⚪︎特製デザート
マンゴーとココナッツのデザートスープ
とろりと甘いマンゴーに、ココナッツのまろやかさ。
タピオカのもっちり感と、海藻由来のピンク色の小さな粒のプチっとした食感の対比が楽しく、最後まで軽やかに。
⚪︎金木犀の香りのお茶(サービス)
ふわりと漂う金木犀の香りが余韻をやさしく包み込みます。
⚪︎タロ芋のお饅頭
紫芋を使った皮はほのかな甘み。
ほっくりとしたタロ芋の風味が、締めくくりにぴったりです。
⚪︎紹興酒 10年
琥珀色の一杯は、まろやかで奥行きのあるコク。
熟成の深みが料理の旨みをやさしく引き立てます。
アートと広東料理が融合する、華やかで洗練された一軒。
記念日や特別なランチにもふさわしい、上質な時間が流れていました。
継承と進化が重なり合う一軒。
施家菜の物語は、ここからまた新しく紡がれていきます。
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