晩秋のふるさと栃木。急に冷え込みが感じる朝。ストーブを点火して、部屋が暖まるまで登山冬用のシュラフに潜り込む。明日からは11月(霜月)。もうあと2ヶ月で新しい年を迎え、歳を重ねると思うと、月日は無常にも過ぎてゆく。今日は12時に予約していた「ラナイカフェ(ひさご亭)」さんのお蕎麦をいただきにドライブ。蕎麦は、収穫された時期で『夏新』と『秋新』に大別される。蕎麦店が拘るのは、収穫期の原料である蕎麦粉、そして蕎麦食を支える汁の原料である魚介系や昆布系のバランスと思う。店主のそば打ちのこだわりを感じます。12時過ぎ入店すると薪ストーブの灯が優しく感じます。今日のお蕎麦は、「北海道音江産キタワセ秋新そば」でした。そして『鴨せいろ』をお願いしました。濃いめの汁と、鴨肉から出る油と葱のバランスに細蕎麦が旨さを引き立てます。蕎麦は、凶作や飢饉のための救荒作物。蕎麦と相性の良い食材は、蕎麦の歴史に符合していると感じます。ご主人がハワイアンと蕎麦はキツイと.....僕は、店内に流れているハワイアンソングと蕎麦がミスマッチと思っているのかと思った。確かにミスマッチと思える。最近、蕎麦屋さんでジャズを選曲する店がある。蕎麦店が何故ジャズをBGMに流すのか?ジャズはお日様が真上にある時間帯に、聴くとなんとなくピンとこない。日が暮れて夜な夜なライブハウスでジャムセッション。食後に「蕎麦がき」の器で朱塗りの桶のようなものに、藪系の蕎麦屋で蕎麦がきが供されるので、あの桶の名前を聞いた。......特別な名称はないとのことだった。ただ「蕎麦がき」はくっつきやすいのでお湯の中に泳がせるようにしないととのコメント。蕎麦切り以前は、蕎麦がきのように蕎麦粉を練ったのが主流。お店を後にした車中で聴く『バガテル第25番 イ短調WoO59』は、今年で生誕250年のルートヴィヒ・ヴァン・ベートーベン。『エリーゼのために』柿の天婦羅、ラ・フランスのワイン漬けも珍味でした。蕎麦は事前に予約して幸い。純手打ち数量限定。今回は、10月31日と11月1日が蕎麦の日。今秋の新蕎麦。予約してお伺いした甲斐がありました。ご馳走様でした。
写真と本文をすべて表示禁煙
ランチ営業あり
おひとり様OK























