この日は久しぶりに阿見の『信太の里』さんに訪問です。ここは金土日しか営業してないので、ハードルが高いんです。 田園地帯、車一台しか通れないような細道を抜けて、ようやく辿りつけ落ち着いた雰囲気の、知る人ぞ知るといった感じのお店。 こちらは常陸秋そばの、自家製粉、手打ちの一九(または二八)の蕎麦が戴けます。この日は久しぶりなので、王道の「天せいろ」を注文。ここは天ぷらも美味いんです。 先ずは蕎麦から。何もつけずに啜ってみると、ふわりと鼻腔を抜ける蕎麦の香り。やや太蕎麦なので噛みごたえが良くて、噛むと蕎麦の甘味が広がります。 蕎麦つゆは節を効かせた優しい味わい。あくまでも蕎麦が主役というスタンスで、醤油が主張し過ぎず、蕎麦の香りを邪魔しない構成。出汁がしっかり効いているので、物足りなさは皆無。啜るたびに蕎麦の良い香りが引き立ちます。 山葵はつゆに溶かさずに、蕎麦に直接乗せて戴きます。蕎麦の香り、山葵の風味、つゆの味わいと、3者がしっかり調和します。美味いです。 天ぷらは、海老、舞茸、人参のかき揚げ、ピーマン。そこに茨城名産の蓮根と、干し芋といった構成。 油のキレが良く、衣がサクッと軽いんです。食材の火の通りも完璧。野菜は自家栽培?野菜それぞれの味がしっかりしてますね。 特に印象に残ったのが、どちらも茨城の名産です。サクッとした歯切れが心地良い蓮根と、ねっとりした食感の干し芋。干し芋は油で揚げる事によって、甘味が増すんでしょう。初めて食べましたが真似したくなりますね(笑) これに切り干し大根と、白菜の漬け物がつきます。最後に蕎麦湯戴いてしばしまったり。こちらの蕎麦湯はトロッとした白濁タイプ。美味しく完食です。 総じて… 流石は『信太の里』さんでした。 美味い蕎麦食べたなぁ〜としみじみ思います。蕎麦屋としての格がちゃんとあります。 観光地でも無く、町蕎麦でもなく、美味い蕎麦をただひたすら提供する。ストイックなまでの凄みすら感じます。金土日の週に3日間の営業の為に、しっかり準備する。美味いに決まってますね。 ハードルは高いけど、美味い蕎麦が食べたいならおすすめの名店です。
写真と本文をすべて表示自家製野菜を使った天ぷらが旨い、コシのあるほんのり甘い蕎麦屋さん
カウンター席あり
禁煙
ランチ営業あり
























