元は佐野市葛生や、宇都宮で正月に食べていた郷土料理として、耳うどんというものがあります。 こねた小麦粉を折りたたみ、耳のような形に成形したものが麺の代わりに入った、少し変わったうどんです。 現在も正月にも食べられるのですが、栃木県内のお店で年間を通して食べることができます。 正月にうどんを準備するのが手間なため、年の暮れに耳うどんを作っておいて正月の来客に振る舞ったのが始まりと言われています。 耳の形のうどんは、食べると悪いことが聞こえなくなるという言い伝えがあることもあって、佐野厄除大師帰りにさらに災除けのため立ち寄りました。 67号沿いにある耳うどんの有名店です。 以前別のお店でいただいたことのある、かてそば(大根そば)も扱っています。 耳うどんと大根そばを同時に味わえる、佐野名物セットというメニューもありました。 普通の耳うどんを注文しましたが、耳うどんもいろいろあって、けんちん、鴨汁、もちチーズ入りのカレー耳うどんなどもありました。 老舗らしい落ち着きのある店内ですが、それほど広くはないです。 有名店なので、次々の来客がありました。 ただ、土日昼少し過ぎの来店ですが、この日行列はなく、駐車スペースにも余裕はある様子でした。 一方で、耳うどんに限りがあった様子で、後で来店した方は品切れの案内を受けていました。 休日の場合は、満席で行列になることもあるそうなので、早めに来店したほうがいいかもと思います。 耳うどんは、うどんよりもすいとんに近い感じです。 小麦粉感が強く、スープと一緒にレンゲで掬っていただきました。 ひとつひとつが丁寧にちゃんと耳の形をしているので、厄除けとしても効果がありそうです。 だしが効いてて具材も豊富で、とてもおいしかった。 時期外れの厄払いですが、来店までの数カ月は、健やかに過ごせそうです。 #ご当地グルメ #ご当地うどん #郷土料理 #耳うどん
伝統の耳うどんと大根そばで味わう栃木の郷土文化体験
栃木県佐野市で味わえる、独特な形の耳うどんは、古くから伝わる郷土料理。耳の形をしたもちもちのうどんには、その年の無病息災や円満な人間関係を祈る願いが込められています。味噌仕立てのスープがうどんの食感と相性抜群で、一口ごとに優しい味わいが広がります。大根そばとのセットメニューもあり、地域の暮らしや文化を感じられるのも魅力。佐野厄除け大師への参拝と合わせて、土地に根付いた伝統の味を楽しめます。
























