自分史上最高の鰯つみれに出会ってしまった!ほっこりした空気が流れるW女将酒場です。家庭料理をベースに惜しみない手間とひと工夫を施したなんとも心に響くメニューの数々。すっかりファンになってしまいました。 新宿三丁目は末廣亭を臨む通り沿い、品のある紺の暖簾に当たり矢が目印です。口開けとともにカウンターの一席に腰を据えます。どこかの田舎の家みたいな民芸調の店内。とっても落ち着きがありながら、BGMはテレビ放送というところがなんとも市井の酒場感があります。 まずは瓶ビール。お通しはマカロニサラダです。ゆで卵の黄身が絡む一品。ぺっとり低加水で味わいがギュッと凝縮しています。ホクっとしたところがアテにぴったり。のっけからいいの来たよ! 次のアテはおつまみセットをいただきます。その日の料理5品からお好みの3品を選ぶ趣向。『うなぎ有馬煮』、『なすみぞれ煮』、『ピーマンサラダ』をチョイスです。 錫の大徳利で仕上げた熱燗に切り替えて鰻から迎え撃ちます。こっくりと濃厚に煮た鰻の身。粒山椒のピリリと爽やかな刺激がすこぶるよい風味です。大根おろしが載った茄子は出汁をたっぷり吸ってジューシー。どちらも熱燗にぴったりです。 一拍遅れてピーマンの登場。女将さんがかなり長い時間包丁で刻んでいました。目の前に現れた途端にその理由が明らかになります。極々細く刻まれたピーマン。これは大変だ!面倒くさいのを作らせてしまってホント恐縮です。味はもちろん最高。ごま油に細切りの塩昆布と胡麻を合わせた一品。いわゆる無限ピーマンです。ここまで細切りにすると青くささはなく、みずみずしさがひときわ際立ちます。人気の品だそうで、ただただ納得。 さあ次はお楽しみのおでんです。香り高い透き通った関西風の出汁に泳ぐ数々のおでん種。まずは定番の『豆腐』と『大根』から。豆腐はホフっと優しい口あたり。しっかり食べ応えもあります。大根は出汁が染み染み。ああ、この出汁に溺れたい。 次は出汁にさっと潜らせて仕上げる二品。『玉子焼き』と『鰯つみれ』です。だし巻きならぬ“だし煮玉子”。明石焼きっぽさもあってこれはユニーク。そして鰯つみれ。なんと女将さんの手作りだそう。ほわっ儚く解ける口あたり。そして拡がる鰯の味わい。身も皮も骨も叩いて叩いて叩いて仕上げたもの。これもものすごく手間がかかっているんだろうな。これでもかと鰯を味わえる逸品です。 熱燗を都合3杯いただいたところでお店も混んできたのでおいとますることに。帰り際、入り口の上に見つけた“四戒”は呑兵衛ならば心に刻みたいですね。 美味しい酒と肴、そして気さくな二人の女将さんたちとの心地よい時間が過ごせる良酒場。 ごちそうさまでした! #酒場 #酒場放浪記
写真と本文をすべて表示優しいお味!日本酒に合う、老夫婦お二人で営むおでん屋さん
駅から近い
カウンター席あり
禁煙























