【 NYなら一度は、バーニーで朝食を。 】 スパイクリー監督の2018年の作品、ブラッククランズマンを見ました。これはKKK(クークラックスクラン、白い帽子をかぶった白人至上主義団体）を黒人とユダヤ人が内部潜入捜査するという1970年台の、人種差別が横行していた頃の話なのですが、この映画の中でアダムドライバー（SWのカイロレンです）がジューイッシュの警官役で、これが「あれ、アダムドライバーって男前やんか！」というはまり役でございました。この映画、最後のシーンは衝撃です、2017年にも未だにこんなことが起こっているのか、と驚きますので是非みなさんも、アマゾンプライムなどでどうぞ。おすすめです。 おすすめといえばこのバーニー。創立1908年というマンハッタンでも屈指の老舗デリカテッセンであり、ジューイッシュレストランなのであります。NYで一番美味しいスモークサーモンとベーグルがある店、としてもその名を轟かせております。NYといえばジューイッシュ、実はアメリカ人の元の国籍を辿るとドイツ系が一番多いんですよね。ドイツといえばユダヤ人とは、、、さてさて。 NYの朝ごはんといえば故に、バーニーグリーングラス。美味しいけど正直高いです。高いけれど、NYの朝、一度はバーニーに行く事にしています、それはこのお店の雰囲気が大好きだから。狭いテーブル、テーブルを待つ人、デリで買い物する人で完全に３密です。しかしNYで朝8時からオープンしている、朝ごはんが食べられるおすすめの店はもう、ここしか考えられない！日本には絶対にないジューイッシュ専門レストラン。是非、NY滞在中に1回は、こちらから朝をスタートするのをお勧めいたします。 さて、6枚目からはチェルシーのギャラリーです。NYに行ったら美術館に行きたい！という人は多いかと思いますが、本当にお勧めなのはチェルシーのギャラリー。この日のガゴシアンギャラリーは、アンゼルムキーファーの個展でした。アンゼルムキーファーといえばどこの美術館に行っても”コンニチワ”って必ず作品があるぐらいの超絶有名画家です。その新作の個展ですが、もう規模が凄すぎて言葉になりません。これも、日本ではというかNY以外では絶対に見られない情報量と集積量です。ガゴシアンといえば、村上隆、草間彌生が所属するギャラリーでもあります。 ガゴシアンやメアリーブーンというメガギャラリーから小さなギャラリーまで集積していますので、とにかくいろんな扉をあけて新しい”概念”との出会いを永遠に続けることができます。美術館だけではなく、このようなギャラリー訪問は驚くべきほどの知的興奮を得ることができます。 さて、もう一つ。NYといえばブロードウェイではなくオフブロードウェイが最高に尖っていて面白いです。特に私が気に入っていたのがフェルザブルタという演劇集団のパフォーマンスで、初期のヴィーシャヴィーシャからフェルザブルタまで、何度もユニオンスクエアシアターに足を運びました。とにかく、こう言った系統のパフォーマンスでは群を抜いて格好よく、また美しく、斬新なアイデアと見たこともないパフォーマンスで”まるで子供の時に見ていた夢のようだ”と涙するような、本当にすごいショーでした（2017年には東京でもやってました） すごいんですよ、このショー。12月の雪降るNYの夜9時から公演ともなると、深夜に終わるんですけど。ショーの最後に観客に水をかけるんですよ。まあ避けてれば軽く濡れるくらいですけど、わざわざ全身浴びに行くアホがたくさんいるのが驚きです。いや、ほんと死ぬって。 そんな感じでNYの1日は終わっていきます。今はフェルザブルタはNYでやってないんですが、なに！一番近いのはシンガポールか！興味がある人は下のリンクをどぞ。 https://fuerzabrutaglobal.com/about/
不明
