【ノルディック系コーヒーのお味】 お昼ご飯の予約に少し時間が。Google マップでカフェを検索したらやたらと高評価のカフェがすぐそこにありました。 ここのコーヒーがパリ一番！サイコー！の呼び声も高く、さらっとレビューを見て入ってみることに。 先ず、外から何も見えない。扉を開けてぼんじゅうる、って言ったらそりゃーもう狭い店でございまして。小さなテーブルが三つです。コージーだなー。 と言うわけでエスプレッソダブルを。小さなお店の本棚を見ると日本語の本があるので、日本の方ですか？と聞いてみたらそうでした。 こう言うのなんか照れくさいんですよねー。見かけは日本人でもそれとわからないですし。いやまさか、こんな場所で日本人の方のコーヒーショップがあるとは思いもよらず。 さて、オーナーが日本人だと言うことで、聞けばコーヒーのことをよーく教えてくれるので楽しいです。使っているマメはプロローグと言うコペンハーゲンの豆。勿論、有名どころのレストランも使う、超高級豆です、超高級というか、超オーガニックですね。 非常に酸味のあるエスプレッソにびっくりしてたら、そもそもです、コーヒーの苦味はなんでしょうか？豆が苦いのでしょうか？と言われました。 む、確かに。豆自体が苦いわけではない。 苦味はローストの具合です。ハードローストしてゆけば苦味の強いコーヒーができます。しかしながら、それは言うなれば焦げを飲んでいる、と言うことに、なんていうと色々問題、あるんですけどね。 む！なるほど！ で、非常に良質な豆を非常に手間をかけ育て、選別して。その豆をハードローストしてしまっては、その豆本来の持つ美味しさというのが引き出せていないのではないか、と。 お、おおお、、、（私は酸味の強いコーヒーは苦手ですし、サードウエブ系にはまだ行ったことがありませんのです） 私は物事にディティールを求めるのです。なぜそうなのか。と言ったことがとても気になるのですが、なるほど、ノルディック系のコーヒーというのは浅煎りなんですね。 そう説明してもらって飲むとこの、苦手だと思っていたコーヒーの酸味も、実に豊かに感じられます。豆本来の力、か。 小さなお店ですが、ひっきりなしにフランス人が買いに来るコーヒー。完全に現地受けです。自家製プリンを楽しそうに写真にとるフランス人。和やか。ちょうどいい店のコバコ感。 私も日常頻繁に飲むコーヒー。会社ではネスカフェのインスタント。それほどこだわりを持ってなかった分、目から鱗が落ちるような話ばかり。 勿論、パリの事情だとか、そんな話もあれこれ楽しく。あまりに楽しくてレストランの予約時間が！ こだわりを持って淹れるコーヒー。そんなコーヒーはちゃんと、理解して飲む方がいいと思うのです。よくそう言ったこだわりの店こそ、飲んで理解しろ的なことを言ったりもしますが、全く持って不必要なプライドではございませんか？ 楽しく、そして素晴らしいコーヒーをいただけたことに感謝。チャンスがあったらもっと北欧系のコーヒーを飲んでみたくなりました、浅イリの！
不明
