本日のモーニングは北葛城郡広陵町疋相にある「café natural(カフェ ナチュラル)」にお邪魔しました。
こちらは、ご夫婦2人で営む春夏秋冬の季節毎に適した厳選野菜をたっぷりといただけるカフェです。
店主の石原晋也さんは、「自然界(Natural)」が生み出す「四季」と、オリーブの花言葉でもある「安らぎ」を感じてもらいたいとの想いから、お店をオープンしたそうです。
店主は、元々大阪の中央卸売市場で半世紀、青果物仲卸業者として営んだ経験から、野菜の目利きには自信があるそうで、その時々に適した野菜を厳選し農産物本来の美味しさをたっぷりと味わえるメニューを揃えておられます。
屋号の通り「自然」を感じることが出来る様に、お店の周りにはオリーブが植えられています。
ウッディなテイストの扉を開け店内に入ると、沢山の観葉植物の鉢植えが置かれています。
自然を感じ乍ら、ゆっくりと寛げる空間が広がっています。
窓辺のカウンター席に腰掛けて、注文を入れます。
本日は「E クロワッサンフルーツサンドセット」825円をいただきました。
こちらは、クロワッサンフルーツサンドにグリーンサラダ、フルーツ&ヨーグルト、ドリンクが付いたモーニングセットです。
ドリンクは、コーヒー(HOT/ICE)、オレンジジュース、アップルジュースから選ぶ事が出来、ホットコーヒーを選択しました。
店内に流れるFMラジオの音楽を聴き乍ら暫く待つと、モーニングプレートの登場です。
クロワッサンサンドには、シャインマスカット、オレンジ、キウイフルーツが顔を出し、色鮮やかで綺麗ですね。
赤のマグカップには、タップリと漆黒のブレンドコーヒーが入れられています。
先ずはグリーンサラダをいただきます。
グリーンサラダは、コールスローに人参のシリシリが添えられています。
ビネガードレッシングを纏ったコールスローの酸味と、シリシリの甘味が相まって美味しいサラダに仕上がっています。
美味いですね。
シリシリには隠し味にクミンが効かせてあり、これが良い味と香りを出しています。
何より瑞々しい野菜で、店主の拘り通りですね。
続いてはフルーツ&ヨーグルトをいただきます。
ヨーグルトには丁寧に皮を剝かれた巨峰1粒が添えてあるのが嬉しいですね。
マンゴーピューレがかけられたヨーグルトは、酸味と甘味で口の中がさっぱりとして美味しいですね。
最後にクロワッサンフルーツサンドをいただきます。
角が真っ直ぐのクロワッサンには、生クリームとシャインマスカット、オレンジ、キウイフルーツが挟んであり、シュクレグラスがかけられています。
クロワッサンサンドを手に取って、口に入れると層感の強いサクッとした歯触りの食感に、芳醇なバターの香りが広がります。
そのサクサクのクロワッサンの中には、上品な甘味の生クリームフンワリとした風味と、キウイフルーツの爽やかな酸味、オレンジの甘味、そしてシャインマスカットの爽やかな酸味を伴った甘味が相まって、堪らなく美味いですね。
果物が瑞々しくて、クリームと一体感があるのが良いです。
クロワッサンもそのものも美味しいですね。
フワフワでサクサク、ジューシーかつボリューミーで、贅沢感のあるフルーツサンドです。
流石は、元青果物仲卸業者の店主が拘るだけあって、果物も美味いですね。
フランス人の朝食に欠かせない「クロワッサン(Croissant)」ですが、厳密な分類ではパンではなく「ヴィエノワズリー(Viennoiserie)」と言うイースト発酵させたパン生地または様々なペイストリー生地を焼いた菓子パンに分類されるそうです。
フランス中にクロワッサンが広まった当初は、三日月形の形をしていましたが、これは原料として「マーガリン」を使用していたそうです。
その後、高級な「バター」を使用したクロワッサンが作られた為、安価なマーガリンと区別するために、バターを使用したクロワッサンは真っ直ぐな形で作られたそうです。
店や地域により異なる場合もありますが、今でもフランスでは「三日月形はマーガリン」、「真っ直ぐな形はバター」と、形を見ただけで分かるようになっているそうです。
但し、日本ではそれぞれのパン屋さんの拘りで、原材料や形、作り方を決めており、形による材料の違いは決まって無い様ですね。
美味しいクロワッサンフルーツサンドをお供に、香り高いホットコーヒーをゆっくりといただきます。
窓越しにみえるオリーブの緑を眺め乍ら、暫し静かな時間を過ごします。
朝のメニューには残念乍らご飯のメニューは有りませんが、こちらは野菜以外にもお米にも拘りを持っているそうです。
店主の故郷である但馬産の無農薬のお米を使われているそうで、山里の雲海に包まれる「天空の城」として名高い竹田城跡の麓に広がる田圃で、無農薬、無肥料、栄