
関西人は粉もんが好き。その通り。
たこ焼きも好きだし、焼きそばも好きでお好み焼きも好きだ。
じゃあどんな粉もんが好み?って聞かれたらみんななんて答える?たこ焼きだったら「外はサクサク、中はふわとろ」がいいとかだろう。
お好み焼きはどんなのが好き?って聞かれたらなんてみんなは答えるだろうか。結構難しいと思う。ただ僕は迷わず「うろこのようなふわとろのお好み焼きが好き」と答える。
ここのお好み焼きはたこ焼きを彷彿させるようなふわとろのお好み焼きである。これは、文章で書いても伝わらない。食べてみなくちゃわからない。まず、お好み焼きでふわとろっていう感想が出てくるお好み焼きを僕はそんな知らない。だから多分みんな食べたことないと思うんだ。それくらい衝撃的な食感。
みんなには聴いてほしいことがもう一つあって、ここの焼きそばも美味しいんだよ。ここの焼きそばは他の鉄板焼きで食べたことのない味、ソースが強くないんだよね。どこもかしこもソースの味しかしないけどここはキャベツの味とか麺の味とかはっきりしてる。麺はただの中華麺だろうが、他のところにはない優しい味付け。ほんとに美味しい。
どちらもソースが強いわけではない。ただソースの中にも深みがあって、何倍もお好み焼き、焼きそばというものをよくしてくれてる。いわゆる引き立て役というやつだ。
テーブル2つ、カウンター10席もない小さな店で食べられるこの粉もんはどこの店にもないオリジナリティに溢れている上に美味しい。胸を張ってお勧めできるそんなお店。
ぜひご賞味あれ。