更新日:2014年02月28日
関西希少な十割蕎麦を味わえる蕎麦処
碾きぐるみの辛味大根十割蕎麦。二人前。 汁は濃くない。 美味しいがもっと量が欲しい。 関西でこのお蕎麦は貴重。
天ぷらはサクッと上品な味わい。雲丹など新鮮なお刺身も美味しい懐石料理店
その昔、近鉄バファローズの球場があった藤井寺市。 市名の由来は、8世紀中頃に創建されたといわれている「葛井寺」からという説と、11世紀の終わり、その「葛井寺」が荒廃しているのを見かねて再建をした藤井安基の苗字をとった言う説があるそうです。 いずれにしても由緒ある土地である事には間違いないですね。 ちなみにこの「葛井寺」のご本尊である千手観音菩薩坐像は、大阪府下唯一の天平仏として、昭和13年に国宝に指定されています。 その藤井寺で美味しい天ぷらを頂きました。 もともとは日本料理のお店であった「四季懐石 のじ菊」さんがこの地に移転され、新たに開店されたお店です。 ご主人は、あの天ぷらで有名な「与太呂」で修業をされたというから美味しいに決まっています。 清潔感漂うお店はカウンターと小上がりがあるこじんまりとしていますが、ご主人の目が届く為、いいタイミングで天ぷらが提供されます。 まず八寸で驚きです!一つ一つが丁寧に造られた事がわかる逸品ばかり。 ・はも葛うちたたき長芋梅肉添え ・はも安平たたき山葵割醤油 ・合鴨ロース旨煮玉葱スライス黒胡椒 ・手造り京豆腐生姜さらし葱 ・永源寺蒟蒻一味煮椎茸 ・小松菜お浸し生雲丹 ・鰻ざく蛇腹胡瓜 ・夏野菜鶏ミンチ葛よせ 食べるのがもったいないものばかり。 新鮮なお造りは鯛と鮃です。脂が載って美味しいです。 ・平目 そしていよいよ天ぷらです! 4種をブレンドした油で揚げられた天ぷらは衣と具が絶妙のバランスで美味しい!。 車海老・鱧・烏賊・鯛・鮑・貝柱・アスパラガス・松茸・・・etc・・・。 天つゆで頂くのみ良いですが、薄衣に包まれた旬の食材たちは「特製塩」で頂くのが私にはあっていました。 そして〆は「稲庭うどん」。 もう説明の必要ないですね。美味しいに決まってます。 デザートはこの地域特産の無花果を使った「無花果のコーヒー煮生クリーム」です。 全てが食材の特徴を最大限に生かし、手間暇をかけたものばかり。 良いお店がまた増えました。