
【42年間メディア取材一切お断り!の名物店主とは?】阿倍野にある知る人ぞ知る元気ハツラツの老舗らーめん屋さん!
《昭和レトロな雰囲気と店主の人柄に惚れるマラソンファンが支えるお店》
大阪メトロ谷町線「阿倍野」駅より徒歩1分。1979年(昭和54年)8月10日創業の『らーめん屋さん ピリカ』は、阿倍野エリアでも老舗格であるにもかかわらず「Retty」や「食べログ」やネット上のレビューも少なめ。ましてやラーメンの情報誌やテレビでの露出度がほとんどなし!!というお店です。
かつて1996年頃から創作ラーメンブームが巻き起こり、大阪の人気店が取り上げられるようになり、在阪テレビ局や専門雑誌からもたくさんの取材依頼を受けたものの、常連客に迷惑がかかってはいけないと全て断ったというほど、お客さんを大切にする気骨のあるエピソードがたくさんある二唐(にがら)マスターは、青森県出身。
22歳から大阪の南千里や、京都市中京区、滋賀県栗東でラーメン修行を積み42年前にこの阿倍野で開業。以来、地元のお客さんから愛されるお店とマスターとしてほとんど年中無休で営業。さすがに無理して体を壊してはいけないと、ここ数年前から、午前11時から通し営業で、夜は時間を区切ることなくその日の天気や気分次第で閉店といたってマイペース。店内はカウンター6席のみで、マスターが1人で切り盛りされてます。
ただ、常連客のLINEで連絡があれば、深夜12時でもシャッターを上げるなど、自宅兼店舗なので「いつでも慕ってくれるお客さんのために臨戦態勢!!」のスタイルで営業されています(笑)
ちなみに「ピリカ」とはアイヌ語で「美味しい」、「美しい」という意味の言葉だそうです。
《これぞ絶品な清湯スープ!!》
・焼豚らーめん(塩):800円(税込)
初訪問ながら、マスターのオススメニューはと聞くと「塩らーめん」ということで、じっくり煮込んだ豚の肩ロースの「焼豚」がたっぷりトッピングされた「焼豚らーめん」を注文。
具材は焼豚、ゆで玉子、海苔、ネギ、メンマ、わかめ、胡麻と奇をてらった盛り付けではなく美味しい具材が、豚骨と鶏ガラをじっくり煮込んで丁寧にアクを取り除いた透明感のある清湯スープに詰め込んでいます。
麺は中細ストレート麺で、柔らかくのどごしがやさしく食べやすくなっていて、あっさりとした魚介とわかめが合わさった潮の味わいがするスープをきもちよく口の中に運んでくれます。
肩ロースの焼豚は、ほどよく赤身と脂身が煮込まれていてほろほろと解けるくらい柔らかく塩加減が絶妙でうまうま。焼豚好きな方なら、懐かしい王道の味わいを感じるはずです。
ラーメン店にとって「塩ラーメン」はごまかしの効かないお店の腕が試されるとあって、二唐マスターが42年間かけて守ってきた雑味のないスープは、最後の一滴になるまで、極上の塩の旨味が詰まった絶品の一杯でした。
・冷麺:800円(税込)
季節限定の「冷麺」は、きゅうり、トマト、カイワレ、細切れの焼豚と玉子焼き、刻み海苔を透明なガラスの皿に盛り付けた、これぞ「THE 冷麺」という一皿。麺は中細ストレートで、いい塩梅の酸っぱく旨いさっぱりした冷たいスープ。それぞれ涼味を誘う具材と絡めながら、猛暑にぴったりな夏の定番メニューをいただきました。
・ぎょうざ:300円(税込)
店主自慢の自家製ぎょうざは、通し営業の合間を縫って、1個1個手作りの逸品。皮はもっちりと弾力があって、ピリ辛タレにつけて食べると餡の肉汁がジュワッと口の中に広がるまさに職人技!!ビールがあればグイグイ進む絶品のぎょうざでした。
《追記》
お店の横の看板には「集まれ!!マラソン好き!大阪長居アスレチッククラブ」とメニューが掲示されているように、二唐マスターは、大阪マラソンや神戸マラソンにも現役で出場するほど元気ハツラツで、店内にはお店のファンからの写真やメッセージがあちこち飾ってあるほど、お客さんから慕われ愛されているらーめん大将です。
実は、私も初訪問の翌週にも立ち寄ったくらい、二唐マスターとの会話がはずみ、ラーメンに対する信念やこれまでの武勇伝程なエピソード、お客さんに対する熱い思いなど、シニア世代とは思えないほどパワフルで饒舌なマスターと意気投合した次第。
コロナ禍にも関わらず、地元の常連客、有名陸上アスリート、42年間に渡ってこのお店に通ったファンなど支えてくれるお客さんがたくさんいるため、さほど影響もない!というあたり、さすが、マスターあっての「ヒトガラ」が魅力のお店。まだまだ現役で死ぬまで頑張る!!という気合いは全くしぼむことなくカラダもココロも鍛錬する日々はまだまだ続きそうです。
阿倍野にある隠れた名店!王道のラーメンを食べてみたいという方にはぜひ!オススメいたしま