
Retty初投稿のお店です。 阪急京都線の茨木駅すぐ傍に新しいパン屋がオープンしたようですので3回ほど行ってきました。店名はパン・キュイールさんと読むようです。 店内は限られたスペースで快適空間を作ろうという配慮があり、余計な設置台や飾りを一切廃して壁際にパンを集中。敷地面積の割に広々として動きやすく、パンも菓子・惣菜パンとハード系のコーナーを設置して分かりやすい。ただ店内の入り口付近に段差があるのでここがちょっと危険かも。 パンのジャンルは幅広く扱っておりハード系にも力が入っていて好感が持てます。またお値段も立地の良さの割にそれほど高くはなくパンの代表格となるメロンパンは120円、クリームパンやあんぱんなどが140円と値段的にも無難。ハード系でも200円前後、原価が嵩張る惣菜系フォカッチャなども200円を切ります。 ハード系の焼き上がりが昼以降と遅いのが注意点かな。 【オレンジとチーズのパン】(180円) むっちりタイプのハード系生地にオレンジピールとチーズを練り込んだパンでチーズ主導の風味の中で噛み締めていると唐突にオレンジピールの酸味が全体を締める。あっさりタイプのハード系なので薄切りにしてワインのお供に好都合です。 【無花果と胡桃のカンパーニュ】(180円) 目の詰まったセーグル生地に胡桃を練り込み、中心に大振りの無花果をドカッと配したフィグノア。セーグルノアだけでも十分美味しいですが独特の苦味と甘みを持つ無花果がある事で一本調子になりがちな胡桃がちょっとしたご馳走に。 【蒸し栗バター】(200円) 【安納芋バター】(200円) 大振りのフランスパンに蒸し栗や安納芋をぼってり詰め込み、そこに北海道四つ葉バターを挟んだパンです。生地が想像以上に大きくフィリングとのバランスがやや崩壊気味。また視覚効果を優先してるのか栗や芋が丸まりのまま詰められているので非常に食べにくいのでバターナイフなどで伸ばしてやる必要がありそう。 【ジンジャーショコラ】(180円) ショコラ感満載のハード系生地にジンジャーチップを埋め込んだ意欲作ですが、ジンジャー感はかなり乏しく、全体的にチョコの味で支配。やっぱりショコラベースだと相当強い風味を持った素材でないと潰されてしまいますね。 【ほうれん草とカマンベールのエピ】(180円) ほうれん草を練り込んだ生地でベーコンとカマンベールを包んだエピです。ほうれん草を練り込んでるせいか普通のパリザクタイプのエピと異なり生地はしっとりもちもちで、ほうれん草の風味とカマンベールのコクをじっくり味わう為の生地と言えるでしょう。 【クロワッサン】(150円) 発酵バターを使って仕上げたクロワッサンです。綺麗な折り込みによる期待を裏切らないサクサク感とホロホロ感、更にバター感のあるしっとりさと程よいオイリーさが満足感を高める。敢えて苦言を呈するならもう少し香りがあればなってくらい。 【カマンベールフリュイ】(180円) クランベリーを練り込んだ生地でカマンベールを詰み、表面にはエダムチーズをまぶして焼き上げたパンで非常にもっちもちした口当たりが心地よく、焼けたエダムチーズの香りが食欲をそそる。クランベリーの甘さとカマンベールのコクと塩気が意外な好相性。 【抹茶と苺のクグロフ】(160円) 抹茶ペーストとドライイチゴを練り込んだ生地にホイップクリームを絞ったクグロフ。抹茶の風味と苺の爽やかな甘さ、そして中央のホイップで見た目以上に甘くて食べやすいクグロフで特に女性に人気が出そうです。 【イカ墨のフォカッチャ】(各180円) 【ほうれん草ときのこのジェノベーゼ】 【ベーコンポテトチェダー】 もっちりしたフォカッチャ生地に野菜やベーコンなどをあしらえた彩り豊かな惣菜パンです。イカ墨やバジルなどで生地に変化を持たせており調理における香辛料の力も相まって風味は強め。調理も丁寧になされていて値段の割に満足感が高い。 総評です。幅広いジャンルを網羅しており、駅近のパン屋さんにしてはお値段もお手頃で買いやすい。中でも菓子パンやフォカッチャなどのもっちりタイプに強みがあり、朝やお昼の食事にうってつけ。一方で小麦の香りはそれほど残しておらずハード系などはフィリングに頼らないリーンな物ほど物足りなさも。またデニッシュ系もパリサク感にいささか不安が残る。 全体的に見れば得手不得手がはっきりしており茨木駅周辺ではここ一軒あれば他はいらないと言うほどのアドバンテージを持つにはまだ至りませんが、これからどんどん充実してくるであろうといういい予感はビンビンに伝わります。朝や昼などの通勤・食事時に通いやすい、通いたいパン屋と思います。ごちそうさまでした。 #2/9オープン #ハード系の焼き上がりは昼以降