
2022年1月16日に訪問。コロナ禍の中、自由に海外旅行にも行けない状況で本場香港の、いや目利きされた馴染みのある日本のシーフードを使うことによって本場以上の香港海鮮料理を味わうことのできる貴重な中華レストランです。
まさに「パスポートの要らない香港」@honkonkaisen
北新地・幸菜福耳の近藤シェフより教えていただきました。
夜のコースは4品を選び食材によってコースの基本料金に追加されるシステム。店内には水槽に魚たちが泳いでおり選んだものを見せていただけるパフォーマンスも!
今回はクエ、白甘鯛、平目をチョイス。
前菜は数の子の紹興酒漬け。浸かり具合が上品です。
そして先ず1品目は天然クエの広東式刺身サラダ。揚げワンタン・香ばしく煎られたたっぷりのナッツ・香菜と旬で新鮮な天然クエのお刺身をシェフ自ら混ぜていただくパフォーマンスに心躍ります。こちらは青島ビールでサッと流します。
実は最も香港気分が味わえたのは例湯(ライトン)と呼ばれる日替わりスープ。季節に合わせた薬効を考えたシェフの気まぐれスープでこの日は人参・大根・スペアリブ・スルメが入った優しい味で滋味深いものでした。
胃の中が整ったところでこれも香港と言えば外すことの出来ない避風塘(ペイフォントン)。魚の目利きはプロのハイパー居酒屋(食堂たのし)店主の即決チョイスで2品目は白甘鯛の鱗揚げ避風塘で決定!これが今日の最&高ヒットオーダー!シェフが鶴橋鮮魚市場の土山商店でそのパッチバチさに思わず仕入れてしまったという白甘鯛の身の分厚さと鱗のカリカリ食感、ガーリックフレークたっぷりのペイフォントンパウダーに全員がノックアウト!少々切り身を大きくして頂いていた疑惑あり(笑)
しかしまだまだこれからが本番。
香港海鮮中華の王道、清蒸(チンジョン)。魚の美味しい食べ方は数あれど、個人的に一番好きな調理法。魚を蒸してほんのり甘い醤油ダレをかけ、白髪ネギと針生姜をのせ、熱した油をジュジュジュッと垂らすアレです。3品目は(泳)水槽の天然魚(本日は平目)姿蒸し香港スタイル。魚の身もホワッホワッ食感で美味しいのはもちろん、ゴハンにそのタレをかけて食べれば完全に香港旅行気分!季し菜さんではジャスミンライスをご用意してくださっており、当然のお代わりをして残ったタレも使い切って完全に昇天腹パン状態(笑)
ジャスミンライスの香りは経験したことのないくらい上品なものでした。
ゴハンだけで締めないのが我々食いしん坊チーム(笑)
チョイスした4品目はカニ肉あんかけの伊府麺をチョイス。伊府麺はいちど揚げているので表面がデコボコしていて味が絡みやすくお出汁を目一杯吸ってくれてます。また1杯目より2杯目がよりお出汁も濃厚に絡みやすく名残惜しくなりながらも完食(笑)
腹パンになりながらもデザートチェックは決して欠かさない我がチーム(笑)お汁粉、杏仁豆腐、桃饅頭のチョイスから全員が杏仁豆腐を選択。桃饅頭は3人で1個とヒヨッたものの、杏仁豆腐は感動もの!最初はそのまま、途中からは添えられたレモンを絞っていただくとエバミルク?練乳?の効いた甘めでなめらかな杏仁豆腐をサッパリと飽きずに楽しめました。この食べ方は自分は初体験でしたがすこしすつ流行っているようです。絶対にスイーツもオーダーすることをオススメします。
せっかく恵我ノ荘に来たからには岸名シェフの美味しい海鮮中華を頂きたい、決して安価なお料理ばかりではありませんが高額なだけの高級中華料理店でもありません。しかし間違なく言えるのは伺う価値が確かにあるということです。大阪には数少ない海鮮中華の名店です。自分が大学生の時に初めての海外旅行で訪れた香港で香港海鮮中華料理に感動した記憶を呼び起こしていただきました。出来る限り季節ごとに旬のお魚、お料理を頂きに伺いたいと思います。
まだ香港海鮮中華を未経験の方へ。
恵我ノ荘駅から迷わず行けよ行けば分かるさ(アントニオ猪木)
香港海鮮料理 季し菜
大阪府羽曳野市南恵我ノ荘5-15-22
http://www.hotpepper.jp/strJ476538/
新型コロナウイルス感染症防止ガイドライン遵守店
営業時間
月曜日〜水曜日、金曜日、土曜日、祝日、祝前日 11:30〜14:00(料理L.O.13:00)
18:00〜22:00(料理L.O.21:00)
日曜日
17:30〜22:00 (料理L.O.21:00)
夜はコースのみのため午後から8時30分までの入店をお願いします。
定休日 木曜日 木曜日が祝日の場合も定休
クレジットカード
利用可:VISA、マスター、アメックス、 DINERS、JCB
総席数 14席 ※完全禁煙