
海老煎餅を販売する「えびせんべいの里」は、御殿場、セントレア、刈谷ハイウエイオアシス、など7店舗があるが、美浜本店は工場に隣接されており、えびせんの生産デモと大規模な試食コーナーがあるのが特徴である。
一人の店員さんに尋ね、勧められたのが「トマトバジル」味。買い求めて食べてみたら、なんだか懐かしいトマト・ケチャップ味だった。このケチャップはカゴメに違いない。そう確信した。しかし、袋の裏に印刷されている原材料には「トマトパウダー」が記載されているだけで、カゴメケチャップ説は覆された。
そこで、私はこう考えた。デルモンテが日本に本格参入し、ソフトチューブのトマトケチャップの製造を開始したのは1973年。それでも日本人の多数はカゴメのトマトケチャップで育っていて、その味がすり込まれている。そこで、えびせんの味付けをカゴメに寄せていたのではないか。
なお、てっきり「ゆかり」で有名な板角総本舗の工場だと思っていたが、別法人であった。