【 ワンオペのお兄さんの実力 】 里武士のクラフトビールを飲もうかと思って行ったら満席で外まで人が溢れていた。いつの間にかどえらい人気店になっていて(しかもそれは4時ごろの話)こりゃ困ったな、と大湯の前で思案し、せっかくだから新しいこの豚バレルに入店してみた。外から見るよりも圧倒的に、中はスカッとした気持ちいいデザインである。 さて、ビールとホットドッグを。このホットドッグ、バンズもソーセージも自家製、というこだわりようで、なんとそのソーセージも炭火で焼き上げる(カウンターに炭火台がある)という始末である。 野沢、おそるべし。クオリティが高すぎる。当然のことながら、美味い。野沢温泉の良さはこの、温泉地に有り勝ちな観光客用ばかりではなく、地元の人が地元でも楽しんでいるその、いい感じの日常感、というか、そういうところがいい。 ビールは里武士のビールである。グラスが同じなのでワンオペの凄腕お兄さんに聞いてみたところ、やはり2号店だそうだ。で、蒸留免許もとったらしい。もう一つ言うと、里武士とこのPig and Barrelの母体、AJB Co、念願の横浜進出が決まっているらしい。 リブシーさんの悲願であった、そうだ。やはりいいものをちゃんと作る、というのは素晴らしいことだなと改めて思う。手を抜かない。そのためにはコストがかかる。が、それをちゃんとお客さんに提示する。 そういうちゃんとしている、こと、をリブシーさんはやっているからこそ、リブシはいつもビールを求める人で賑わっているわけである。そう言うお店が大湯通りの、一番人通りの多い角にあって、ちょっと休憩にビールでも。なんていう非常にハイなカルチャーが野沢にはあって、こういうのは他のスキー場ではあまりみられないリゾートとしての格の高さ、を感じる。 さすが野沢温泉である。 それにしても、夜はさらに忙しいであろうお店であるのに、これをワンオペでさばききるお兄さん。あっぱれ!
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