【 ガイジンなデザインについて】 先般ニセコの宿泊先のOGデザインにもとにかく美しくて感心したが、タヌキレストランの地下にあるバーのカウンターデザインもまた、実に美しくて驚いた。どう表現したらイイのだろうか、、、 とにかく、カッコいい。酒の味は何でも同じ、ではないのである、そういうことならもう酒を買って部屋で飲んでりゃイイ、って話で温泉地で飲み歩く理由もない。 安っぽくなくていい。ただビールを飲むだけによったのだが、タヌキの剥製の必要性とかそういうのはもうどうでもよくなった。入れ替わり立ち替わり、1杯だけ飲んでいく一人客もいてああ、仕事が終わった後喋りに来たんだな、とか。普通の旅行者だ、とか。 そういう英国のパブ文化みたいな感じで、大湯通りにコソッとバーがあって、実はお料理は上のカフェや鉄板焼きのメニュが頼めるので、ちゃんとした食事もできてしまうのがまたイイ。 ちゃんと、地元の食材を使い手作りある。よくよく考えてみたら、野沢温泉というのは日本で唯一の惣組織(野沢組)が残っている村なのだが、さすがこの素晴らしい温泉を有しているだけあって旅人に対しての門戸の開き方がすごい、というか。彼らがどうやって温泉地として発展してゆくのか、というのが実にまとまっていて素晴らしい。 今までに私は、個人の利権ばかりを主張してダメになってゆくスキーリゾートをいくつもみてきたが、野沢の場合は逆である。一歩たりとも後退せず、どんどんよくなっていく。村民自治という小さな組織が、全体をうまくコントロールし、ちぐはぐな開発にならずに野沢温泉をブランドに押し上げたのは間違いない。この村では、古くからの慣習ばかりに囚われることなく、良いものは良いと取り入れていくから素晴らしい。 そうして、野沢温泉村はいつもより客が少ないというものの、全国的にみても斜陽感は皆無であって、その村の愛され具合に毎度、私は”さもありなん”と思うのである。 尚、このお店の野沢菜250円は、破格値だ。味も、うまい。そういうところもまた、いい。
口コミ(2)
オススメ度:74%
口コミで多いワードを絞り込み
地下はバー2階は鉄板焼きで同経営の狸さん。カクテルは色々研究されてるようでとても美味しいです。ゆっくりしたい時にとてもいいお店と思います。