広尾にオープンした鮨屋さん。 料理とお酒、接客も最高。
静かな渋谷の隠れ家で味わう、職人技光る本格江戸前寿司と美酒のひととき
2025年5月にオープンした隠れ家的な鮨割烹があると聞き、早速伺いました。場所は公園通りにある楽天ショップの裏にあるビルの9階です。8階のポーカークラブ、9階のこのお店、そして屋上のBBQは全部同じオーナーのお店だそうで、遊んで、落ち着いて食べて、ワイワイとパーティーして、と大人の遊びが全て揃っていますね。 9階でエレベーターを降りるとそこはラウンジの受付のようなソファが並んでいる空間、名前を告げると隅にある隠し小部屋に通され、そこからさらに扉を開けると、壁も天井も白でまとめられ、その中でまるで白のカウンターが浮いているような不思議な空間が広がっていました。和食店としては大変個性的なインテリアです。間接照明もダウンライトも柔らかい光なので、白一色の世界ですが温もりを感じる設計になっていました。 メニューは昼と夜ですそれぞれ1コースのみ、夜の おまかせコース20品 18000円 を予約しました。この日の献立は以下となります。 <前菜> 殻付き生ガキ、おまかせ3点盛、焼き稚鮎 吸汁 <握り鮨> 中とろ、ヤリイカ、なめろう <替鉢> 本日の1品 <焼き物> 飾塩焼き <握り鮨> ウニ、ヒラメ、大トロ <替鉢> ハモ梅肉 <小丼> いくら丼 <逸品> 蒸し飽の肝あえ石焼リゾット <握り鮨> 金目鯛、車エビ、穴子 <お椀> <水菓子> まずは泡で乾杯、前菜の一品目の牡蠣は三陸産、大粒でミルキーな牡蠣はトロリとした感触で喉の奥をスルリと抜けていきます。二品目は小鯵の南蛮漬け、本鮪の漬け、酒盗を練り込んだクリームチーズの3種盛りです。マグロはアイルランド産ですが、大変きめ細かい肉質で赤身なのに溶けるような感じです。3品目は稚鮎の吸い物仕立て、濃いめの昆布出汁がからだに染み渡ります。稚鮎の繊細で美しいフォルムそのままを楽しむ趣向も印象に残りました。 続いて鮨、中トロはとろける中に歯触りが残り、鮪の味も大変濃いもの、九州産のヤリイカは柔らかく、珍しいなめろうの握りは味噌と煮切り醤油の旨みの相乗効果で大変重厚感がある握りでした。 次の鉢物は赤貝の酢味噌和えです、ワケギを添えたぬたのようなものです。赤貝の甘さと歯応えが秀逸な一品でした。焼き物は鮎の塩焼き、竹の葉を使う合わせ酢(竹酢)でいただきます。鮎は低温で焼きを入れるからふっくらし、竹酢は鮎の塩に合わせるためか薄味なのに、鮎と合わさると清涼感が広がる不思議なテイストでした。 ここから再び握りになります。馬糞ウニは濃厚な味と磯の香り、ヒラメは香りと歯触りが抜群、大トロは脂が甘くて飲める大トロと言えるかもしれません。アイルランド産の鮪、侮りがたし‼︎ 小鉢はハモ梅肉和えですが、揚げたハモを三杯酢のジュレでいただくという一捻りがにくい演出です。 宝石箱のようなガラスの蓋もので供されたいくら丼は、いくらの輝きがまさに宝石‼︎塩味も大変よい塩梅でした。 石焼きリゾットは、ガンガンに火を入れた石の器に鮑と肝のスープを注ぎ、ぐつぐつ煮えて来たらシャリ玉を入れてほぐすとみるみるうちにリゾットになるという、大変面白いプレゼンで、鮑も肝もよい味を出して目も舌も楽しめる一品でした。あまりにも煮えたぎるので、食べる時には火傷注意ですσ(^_^;) 最後の握りに移り、キンメは炙り、脂がのったキンメは炙りで香ばしさがよい香り、車海老は大きく歯触りと香りが素晴らしい、ふっくらと蒸しあがった穴子は甘だれで最後の余韻を楽しみます。 お椀は青海苔の味噌汁、肉厚の青海苔の香りがとてもよく、シンプルですが満足感の高い汁物でした。最後はよく冷えたオレンジ、瑞々しい果肉からはジュースのように果汁が奔り出て自然な甘みと温かいお茶でコースが終わりました。 40年鮨一筋の大将が繰り出す握りは、シャリはブレンドした赤酢で色味も味も香りもマイルド、ネタに丁寧な包丁が入っているだけでなく、大将のご出身地の名物なめろうを握りに使ったり、一品料理ではハモを揚げ、鮑の肝スープでリゾット仕立てにしたりと、捻りも効いた全体の流れは大変楽しめました。開業後間もないこともあり、まだ隠れ家的な感じでゆったりと過ごせました。ただ、今回も途中で飛び込みの海外の方がいらっしゃいましたが満席でお断り、同席となったお客様も海外のグループということで、海外の方に知られるようになってきたのではないでしょうか?気になったのは、今回の献立は日本人には大変よいのですが、海外の方にはかなりハードルが高いと感じました。渋谷という立地を考えると、献立表の多言語化や、海外の方の食習慣を意識した料理などをさりげなく取り入れていく、などの工夫でますます存在感を出していけるものと確信しました。
友人とMakuakeで予約して訪問。 19時から一斉スタート。つまみや握り、揚げ物、お椀と充実したコース。ネタはどれも丁寧に処理されていて、つまみも握りもとても美味しかったです。 揚げ物として出された鯵の天ぷらが秀逸。脂の乗った鯵をフライではなく天ぷらにすることで、軽くいただけます。 お酒とのペアリングで楽しむ方も多くいらっしゃいました。 質も量も満足なディナーになりました。
恵比寿・代官山の隠れ家
恵比寿駅から徒歩3分。人通りの少ないビルの地下にそっと構えるこちら、入った瞬間に空気がふわっと変わるんです。無垢材のカウンターがすっと伸びて……まさに“大人の隠れ家”という言葉がぴったり。全国の名店や海外で修業した職人さんが握るということで、期待値は最初からMAXでしたが、その期待を軽々と飛び越えてきます。 カウンター越しに見える所作がとにかく美しい。シャッ、トン、とリズムよく進む手元に見惚れつつ、旬の魚介が次々と。宮城県産のお米を使った酢飯はほどよくほどけ、食材ごとの温度や香りがふわっと広がるのが最高なんです。 今回いただいたのは ☑️おまかせコース【16,500円】 ・木の子と銀杏の白和え ・鰆のたたき ・甘鯛の煮付け ・平政(長崎) ・小肌 ・北寄貝 ・鮪赤身漬け(青森) ・中卜口(青森) ・蟹茶碗蒸し ・鮑 肝ソース ・アオリイカ ・カマス 手巻き ・鯵 ・牡丹海老 ・馬糞ウニ ・煮穴子 ・止椀 ・干瓢巻き ・玉 品数は多いのですが、その中から特に印象的だったものを中心にご紹介します。 ⸻ ☑️木の子と銀杏の白和え まろっとした優しい甘みの白和えに、香ばしい銀杏がコロッと存在感。ふわっと秋の香りが立って、最初のひと皿からテンション上がります。 ☑️鰆のたたき これは香りの三重奏。たまねぎ醤油の甘み、大葉の爽やかさ、胡麻のコクがじゅわっと重なり、鰆の柔らかさが引き立つバランスの良さ。 ☑️小肌 4日間熟成でトップクラスの出来。しっとりしていながらキュッと締まり、香りはまろやか。酢の角が取れていて、パーフェクトな仕上がりでした。 ☑️鮪赤身漬け(青森) ふわっと香る柚子が決め手。漬けの旨みと爽やかさが重なる “和のジューシーさ” で、これ無限にいけます。 ☑️蟹茶碗蒸し 上品な出汁がじわ〜っと広がる滑らかさ。蟹の旨みがふくよかで、温度感まで完璧でした。 ☑️鮑 × 肝ソース これはもう主役級。濃厚な肝ソースがとろりと絡み、鮑の弾力がコリッと香り立つ。最後に赤シャリを投入して“二度楽しめる” 贅沢仕様。 ☑️カマス手巻き 皮目が香ばしくパリッ。海苔の香りと米の甘みが一気に押し寄せてきて、思わず笑顔になる一品。 ☑️煮穴子 ふわっふわ。甘みと香ばしさがほどけるように広がり、思わず「神…」と声が漏れそうなやさしい仕上がり。 ☑️玉 カステラ風。ふんわり軽くて、ほわっと甘い。〆にぴったりの癒し。 ⸻ 素材を活かす“引き算の美学”が光る鮨。 丁寧な熟成、温度のコントロール、食材の合わせ方、どれも的確で、コースとしての流れもスムーズ。16,500円という価格以上の満足度で、特に鮑・小肌・赤身漬けなどの完成度はトップクラスでした。 お酒のラインナップも見事で、おすすめで頂いた日本酒は、お料理とのマリアージュ度合いも素晴らしかったです! 恵比寿で落ち着いて極上鮨を楽しみたい人には自信を持っておすすめできます。 ごちそうさまでした✨
最近あることに気づいたこのお店にランチにきてみました。鰻づくしランチがなんと1,500円込!鰻は多くはないけど付け合わせがたくさんついて皆美味しい。店内清潔、BGMもおだやか、店員さんも感じよし、最後に出汁かけてひつまぶし気分で締め。いやー月曜日から豪華ランチでよい週はじめです。ご馳走さまでしたー、みなメニュー安いし生も600円、昼飲みにまたきます。