更新日:2024年04月29日
全てのお料理が繊細で正当派、明治創業の老舗フランス料理店
剥がしてみると、女性が好きそうなレトロな雰囲気の包装紙とリボンが。 ガサツにバリバリ破ると薄いピンクのカンカン。 蓋にはテープがご丁寧に2周ぐるぐると。 開封の義を一緒に執り行った、お菓子作りが趣味の社員曰く、この柔らかい伸縮性があるテープはクッキーの缶専用だそうで、2周しているのは「ええとこのクッキーである証拠」と。 蓋を取ると、小さくて形も様々なクッキーがびっしり。 個包装でもなく、よく見るプラの仕切りも全くなく。 緻密に計算された人間ワザとは信じられないような詰め方。 包装紙の原材料欄を見ていた前出の社員が、 「まったく余計なものを使っていません。」 敢えて口に入れずに、1日かけて社員に配り歩いて、「どう?どうなの?」と聞きだした感想の一言一言だけで頭の中でイメージを醸成させてからいただいてみました。 素朴な、本当に素朴で優しい味。 表現の仕方がわかりません。 ただ、「手間しかかけていないんだろうなぁ。」と。 手間に感謝です。 9×12cmの缶にビッシリ詰めた小麦粉の加工品が6000円オーバー。 納得というか、感服。