
路地裏の通路奥にある実力派本格タイ料理店。
あの「バンコクキッチン」が「バンコクキッチンデリ」として中目黒の路地裏の通路奥にオープンしています。シェフはイサーン出身でタイ一流ホテルで腕を磨いた実力者。路地裏の通路奥にあるのが勿体無いくらい美味しいお店です。
お一人様で行ってきました。
2025年1月10日 金曜日 21:07
*クイッティアオヌア
*ソムタム
*ムーサテ
*コーラ
クイッティアオヌア
タイでポピュラーな麺料理クイッティアオ。オーダーを迷っていたらお店の方より本日のおすすめと案内されたのでこちらに。じっくり煮込んだ牛すじたっぷりな、クイッティアオヌアナムトック。ベトナムのフォーとか日本のラーメンのようなものですが、タイのクイッティアオは麺の種類が豊富で、好きな麺を選べることも多いですが、こちらではスタンダードな米麺(センレック)で提供。魚のすり身団子(ルークチン)やワンタンの皮揚げ(ギアオトート)などがトッピングされることもありますが、こちらでは余計なものは排除して牛すじもりもり!もう閉店してしまいましたが、北千住の名店「牛骨らぁ麺マタドール」かと思うほど牛肉の旨味がたっぷり。牛すじのコラーゲンが溶け込んだスープは、後味あっさりなのに深みのある味わい。お好みでクルワンポンのお砂糖を加えて、よりコクを増す味変もアリですね。
ソムタム
サラダ代わりに青パパイヤのサラダ「ソムタムタイ」をオーダー。もちろん辛くしてもらいました。本格タイ料理のお店では1.5人前から2人前くらいのボリュームをよく見かけますが、こちらてはお一人様に丁度良いボリューム。それでいて1000円オーバーは若干お高いかと感じますが、味の良さは間違いありません。まぁ、中目黒価格ですね。作り立てなので青パパイヤのシャキシャキ感も抜群で、タイの唐辛子(プリック)は多分3本くらい使われていそう。辛さに対する酸味と甘味のバランスも絶妙でした。これならタイ人も納得する味でしょうね。
ムーサテ
タイ風豚肉の串焼きです。しっかりスパイスで下味を付けた豚肉を串焼きにしています。この下味を付けるピリ辛でミルキーなつけだれがポイントで、カレー粉も使うのでなかなかエスニックな美味しさ。イスラム系の地域では鶏肉が使われますが、タイでは豚肉がポピュラー。カレーの風味を纏った甘辛豚串は病みつきになります。
美味しく完食いたしました。
「バンコクキッチンデリ中目黒店」は、2023年1月にオープンしたタイ料理店。元々は2003年創業の「バンコクキッチン株式会社」が経営するタイ料理店で、2005年に銀座・コリドー街で1号店をオープンすると、丸の内・有楽町・赤坂・新宿などに相次ぎ出店するなど事業を拡大。本格的なタイ料理とスタイリッシュな内装で人気店となりました。しかし、コロナの影響で経営が悪化して撤退。主力の店舗は閉店し、一部店舗が他社に引き継がれて続けている状況。
こちらの「バンコクキッチンデリ中目黒店」は、昨年12月にオーナーがかわり、現在は明るくてフレンドリーなタイ人女性に。2024年1月より、バンコクー流ホテル出身シェフのロンさんを招いてスタッフー同完全リニューアル。シェフのロンさんは、イサーン出身のベテランです。
バンコクキッチンはかなりお気に入りのお店でした。特に銀座コリドー通りの店は、ラグジュアリーな内装とホスピタリティの高い接客で料理も美味しい、銀座に相応しいタイレストランだったのですが、いつの間にかお店が無くなって残念な気持ちになったのを覚えています。こちらのお店はもっとアットホームな雰囲気で、ランチ・ディナー・テイクアウトなど気軽に利用できそう。しかし、料理の味はバンコクの一流ホテル。良い意味で、日本人が馴染みやすいバランスの取れたタイ料理。さすがホテルで腕を磨いたロンさん、本格的で食べやすさとタイ料理らしさを両立させています。細い路地の奥にお店を構えているため、入り難い雰囲気かも知れませんが、一歩踏み込めば抜群に美味しいタイ料理が頂けますよ。頑張って欲しい良店です。
とってもおすすめ。
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