
揺るがぬ個性と安定感を感じさせる上質な味の妙 @下北沢
駅を降りてジグザグに歩く。
そう、ここ下北沢の北側は小田急線の軸と街区の軸が直行していないので線路に並行して歩くことが出来ない。不便ではあるが袋小路や小さな曲がり角にユニークなお店ができたりと、下北沢の街に特有の文化的な個性の一つとなっている。
そんな事を感じ歩き続けると街は商店街から住宅街へと様相を変える。
暖色の光に照らされた煉瓦の外壁にアールヌーボーのガラス扉が見える。数段のステップと植栽に導かれれながら店内に。このアプローチはコンパクトながら贅沢だ。
店内は落ち着きなあるスケール感でモダンで素朴な印象。
人気店だけあって我々で満席となった。
ふむ。
◆海老パン【名物・美味】
バター風味と海老の香ばしさ。
◆サラダモロッカン
トマトにズッキーニ、玉ねぎ、イタリアンパセリかな。全てが小さくカットされていて、スプーンですくって頂く。
新鮮な野菜達の舌触りや食感の刺激が楽しい。
独特のスパイスの風味はコリアンダーとクミンの香り。
◆フランス産ホワイトアスパラのポッシェ
薄らと焼き色のついたレモンバターソースはまるで黄金の海。
中央にグリルされた大口径のホワイトアスパラがカットされた状態で並んでいる。
甘く水々しいホワイトアスパラにコクを伴った濃厚さがマッチ。味にアクセントをつけているのはレモン。
シンプルに見えて奥の深い料理。
◆ローストビーフのサラダ仕立て
真っ白な丸皿に美しい赤と緑。
しっとり柔らかなローストビーフは噛むほどに旨みが染み出す。
そこに合わせた新鮮なハーブの青味が効いていた。
◆自家製メルゲーズクスクス【名物・絶品】
熱々のブラックポッドにこんがり焼き色のついたソーセージ、野菜と具沢山だ。
スパイシーなソーセージは仔羊と豚肉そのパンチと野菜の優しさのコントラスト。それが味わい深いスープと共に楽しめる。
クスクスはキメの細かい粒子で、前述のスープの味わいをより広く感じさせてくれる。
舌触りと喉越しが楽しくクセになりそうだ。