
創業1993年。
西早稲田のインド料理店『ヒマラヤ』。
今まではナン&カレーを提供するスタンダードなインド料理店だったのですが2023年、30年の節目に日替わりバングラデシュ料理をスタート。
もともと東京のインド料理店の大半はネパール人やバングラデシュ人によるもの。
けれど近年はネパールのダルバートに注目が集まるなど「自国の料理を日本で提供しても受け入れられる!」というムードが広がりつつあります。
現地式のバングラデシュ料理を提供する店も東京に増えており、この西早稲田『ヒマラヤ』もそんな流れに乗ったというわけです。
ネパール人によるインド料理店が、ヒマラヤ山脈の写真や絵を壁に掲げ密かにアイデンティティ主張するのに対し、
バングラデシュ人オーナーのお店に多いのは、木目を残した木材を多く用い、国旗の色である緑と赤をさりげなくインテリアに盛り込むパターン。
そういう視点で見るならば、こちらの内装も「きっとバングラデシュ人のお店だろう」と推測できる世界観です。
(実際そうです)
パキスタン料理店、バングラデシュ料理店に共通するのは、現地式メニューはホワイトボードか黒板に書かれているということ。
ビリヤニのほか、各種「ブナ」=バングラデシュのドライカレーがズラリ。
食材がまた素晴らしく、
・ハシェル肉=いわゆるアヒルやカモ
・カトル魚=インド周辺に分布する巨大なコイの仲間。最大180cmになります。
・水牛
・鹿
新大久保『サルシーナ』に負けず劣らずのマニアックさがたまりませんね。
オーダーしたのはこちら。
★水牛(buffalo)カラブナ ¥1500
・ダル
・ごはん or ナン
・サラダ
・ドリンク
真昼間から水牛です。はい。
水牛はネパールやバングラデシュでは日常的に食されている食材。
日本では屠畜場が動物の種類ごと定められている関係で(水牛に対応できず)あまり流通しないのですが。
噛み締めるたび、独特な風味。
クセというほどのクセでもなく、多分誰もが抵抗なくいただけるでしょう。
絞ったレモンの酸味とカルダモンの香り、そしてグリーンチリの爽やかな辛さ。
(グリーンチリは追加可能です)
これは幸せな肉ランチ。
サラッと優しいダルスープには豆と一緒に冬瓜、インゲンが煮込まれています。
なんとも家庭的でホッとしますね。
ジャガイモのトルカリ、そしてナスのボルタ。
ご飯をモリモリ食べさせてくれる副菜も楽しいですね。
こんなにマニアックで、家庭的で、贅沢なセットが1500円。
なんとも言えない満足感に浸ってしまいました。
バングラデシュ家庭料理の美味しさ、もっと知られてほしいな。