
リヤカー屋台で、美味しいコーヒーを。
リヤカーを引くこと14年。
しかも女性、一人の女性の方がです。
小金井市内では、
広く知られている<出茶屋>さんは、
移動販売店。
リヤカー屋台のコーヒー専門店です。
そのコーヒーは本格的、
そして、ひと味も、ふた味も違うものでした。
なぜ、そんなに違うのか?
それは水、水にあります。
水ひとつで、
コーヒーの味はガラッと変わります。
小金井は黄金井とも呼ばれ、
名水に恵まれた土地で、
水道の半分が井戸水だとか。
しかもです。
この井戸水を、鉄瓶と炭で沸かすのですから。
そう、これは茶の湯の世界。
良い湯、美味しい湯は、こうして作られます。
なので、コーヒーに水の甘みがあります。
そして、なめらかで円やかな味わいは、
とても屋台とは思えぬ、
素晴らしいコーヒーです。
コーヒーは、注文を受けてから、
手廻しで自家焙煎の豆を挽き、
そしてドリップ。
決して、作り置きなどではありません。
しかも、冷めないようにと、
ドリッパーの下には小さなコンロが。
さらに、
カップにもカバーが、巻かれています。
無頓着な私でも、
これには、ただ ただ感心するばかり。
ここまで ‼︎ の思いです。
屋台の傍には簡易チェアーが並び、
皆さん、コーヒーを楽しみます。
御常連さんが多いようですね。
でも、膝を突き合わせるようで、
外に居ながらお茶の間みたい(^^)
そして初対面でも、すぐ みんなの仲間入り。
いいな〜 ♡ この感じ、好きです ‼︎
この日、出茶屋さんは、
小金井市の<はけのおいしい朝市>に、
出店していました。
こうした市内の催しには、
ずいぶんと、参加されている様子。
なので、今では
<緑のリヤカー>の出現を楽しみにする、
御常連やファンの方も多いとか。
それもそのはず。
人とのふれあいや、繋がりを大切にしたい。
そうした気楽な場所を。
それが、運転手さんの想いなのですから。
実は、この出茶屋さん、
2017年7月に常設店を構えています。
元々は、リヤカー屋台の出店場所で、
オリーブガーデンという、
小さな園芸店の片隅になります。
色々、調べましたところ、
常設店など頭になかったそうです。
そのきっかけは、
夏場にリヤカーを引くのは大変、
体力を温存できないか?
また、お客さんにも、少しでも快適な場所を。
との思いからです。
また、その少し前に知り合った、
女性パートナーの存在も大きい。
彼女は喫茶店経験者です。
おかげで、
サイドメニューが充実したとのことで、
二人三脚とは、このことですね(^^)
建物は、
大工さんや、知り合いの皆さんによる手作り。
これだけでも、
店主さんの人柄が、うかがい知れます
建物は三畳ほどの小さなもので、
なので<出茶屋の小屋>。
その色は、もちろんリヤカーと同じ色です。
こちらも屋台、そしてお茶の間感覚。
簡単な椅子やテーブルが並びますが、
よく見ると、
ふる〜いミシンまでテーブル代わり(^^)
こちらでは南部鉄で焼くホットサンドなど、
リヤカー屋台にないメニューもあります。
スイーツは手作りで、
平飼い鶏の卵や国産レモンなど、
素材も厳選されているものでした。
また、コーヒー豆やスイーツは、
両方のお店で買うことが出来ます。
豆を買われる方、多いですね〜。
時々、淹れ方教室も開いていますよ(^^)
私のオススメは、
コーヒーは、
ブラジルナチュラルと出茶屋ブレンド。
スイーツはレモンロールケーキと
黒糖カステラです。
2つの出茶屋さん。
その魅力は、
何と言っても店主の鶴巻さんです。
人を引き寄せる人柄で、明るく気さく。
そして、ハツラツと輝く健康美人。
なので、いつの間にか、
顔なじみになるお客さんが、多いようです。
私など、も〜 ひと目惚れ ♡
だって、義妹によく似ていますので(^^)
その鶴巻さん、リヤカーを引く前は、
喫茶店巡りなど、
かなり修行を積まれた様子。
なので腕は本物、確かです。
パートナーの女性は庄司さんで、
前述の通り、喫茶店経験者です。
そして小屋を任されています。
脇役に徹するタイプで、
鶴巻さんを、しっかりサポート。
彼女も気さくな方ですし、
その手際の良さは、さすが経験者です。
常設店を開いても、
鶴巻さんはリヤカーを引きます。
いつまでも引いていたい。
人とのふれあいを、
大切にする彼女らしい想い。
出茶屋の小屋には、
その想いも込められていました。
= 以上、3日分のまとめ投稿になります=
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