
三軒茶屋で以前から宿題店だった寿司とワインのお店「サンチャモニカ」へ。
お初ということで、お店の“ウリ"がくまなく楽しめるという「サンチャモニカ究極コース」6000円也をオーダー。
コースのメニューにはそれぞれの品に相性の良いお酒一覧も載っていて選びやすいのも有り難い。
とはいえまずは生ビール(サッポロ)から。
・しじみ一番出汁
出だしからガツンと濃厚なシジミのすまし汁。一気に和な世界へ引き込まれます。
・トリュフ香る茶碗蒸し
蓋を開ければトリュフの香りむんむん。そして濃厚なチーズ(もっちりしたカマンベール?)が載ってる!
和のような洋のような。鶏肉との相性も抜群ですね。へええ。
・水ダコとクレソンのバルサミコ和え
水蛸とクレソン、そのうえにバルサミコ酢、ブラックペッパー、しじみ醤油で和えたもの。
パリパリイケますねー水ダコは竜田揚げにしてあってドレッシングも良く染み食べ応えもあり。
ここからはお寿司3品
・すみイカ
・江戸前コハダガリ巻き
・平目昆布締め
イカは大粒の塩、他も味付けされていてお醤油無しでいただけます。どれも美味しい。
それぞれやや濃いめの仕事がなされてて、こりゃ流し込むワインが必要だわい!
……と思ったら、次にやってくるメニューの下に日本酒のレコメンド。イイですね。
・百十郎 大辛口純米酒 赤面(アカヅラ) 549円
大正創業、岐阜・林本店のお酒。辛口というけれど、醸造アルコール添加の辛さ(ドライさ?)ではないからか、嫌味なくてすっきり呑めます。んまい!
・ぼたんえびと大人のカッパえびせん
あまーいボタンエビが赤面と合う!
海老の頭は素揚げしてあるので殻の面以外はパリパリいただけます。なるほどやめられないとまらない。
・季節のにぎり
生しらすが軍艦巻きのうえにたっぷりと。これまた甘くてむっちり。シアワセ!
・銀だら西京焼き
小ぶりなのに程よい味噌味で……お酒が止まりません(笑)
・マグロ三重奏
本鮪、あぶり中とろ、大とろが贅沢に三枚重ね!
このカジュアルな「プチ贅沢感」こそが、このお店のコンセプトを表しているのでしょうね。
背徳感すらある一方、個別に食べたい気もしないではないですが……それはも少しお高めなカウンターのお寿司屋さんで体験してね、ということでしょうか。
・惣誉(そうほまれ) 特別純米酒 649円
栃木・惣誉酒造の生酛(きもと)づくり。お店曰く、いくらとの相性が良いとのこと。というわけで……
・いくら海苔佃煮
分かりやすくいえば…いくらと「ごはんですよ」を合わせた感じ?(←一気に大衆化)
これは白飯に載せてガーッとかき込んで食べたいやつですね!んまい!
・生うに
スルッとひとくち!……じぇじぇじぇ!(古い)
これまたあまーい。ワインじゃないよこれは。確実に日本酒が合います。
・とろがっこ手巻き
いぶりがっこと中落ち、そしてお海苔と酢飯のマリアージュがシアワセ過ぎる!トドメ感あり。
・黄金煮穴子
甘めに煮付けたほくほくの穴子もイイ。
そして日本酒は3杯目に……
木戸泉古酒×貴醸酒 〜この実の好みブレンド〜 999円
外房・大原にある木戸泉は、珍しい日本酒の古酒・熟成酒を造る酒蔵です。なかには40年超えの日本酒とかあって凄い!
で、貴醸酒とは、仕込みの水の代わりに日本酒を加えたものだとか!ひぃー!
ソムリエの田崎真也さんもここの古酒を何かの番組でお勧めしていて、以前からずーっと気になっていた逸品。それがまさかの三軒茶屋で逢えるとは!
ちなみに今回いただいたのは、サンチャモニカのスタッフの方のオリジナルブレンドなんだそう。
ウィスキーみたいなコク、そして濃密な甘み。うはークセになりますねこれは。
・土屋さん厳選! 豚の角煮
土屋さんが誰かは聞けず。つぶつぶの大きなマスタードは、店員さん曰く「湯布院ムラタの粒マスタードを使っている」とのこと。
ググってみると、湯布院の有名旅館「山荘無量塔(むらた)」のオリジナル商品らしい。へえええ。
そしてシメは
・味噌汁
しじみで始まり、しじみの味噌汁で終わるという!イイ!
デザートは
・黒豆マスカルポーネ
サービスでデザートワインをひとくちいただきました。
「ロバートソン ゲヴェルツトラミネール」、南アフリカの白・甘口だそう。
確かに濃厚なマスカルポーネと良く合います♪
実はオヂサン、ちと足らなくてアジフライやとうもろこしの天ぷらなどを追加しましたが……
お会計は4人でひとりあたり8000円少々。カウンターのお寿司屋さんに行くと考えたら「安い」!
カジュアルなテイストのなかで、程よくプチ贅沢なお寿司屋さんの気分を味わえました。
いやはや満足満足……ごちそうさまでした♪